世界中で愛される日本の人気コンテンツ、ポケットモンスター(ポケモン)。1996年の初代ゲーム発売から根強い人気を誇るキャラクター「カイリュー」が10月、ふくい応援ポケモンに就任した。福井は恐竜の化石が発掘される“恐竜王国”で、竜のようなフォルムのこのキャラクターが選出された。
ポケモンキャラクターが地域を活性化
10月23日、福井県庁に姿を現したのは人気ゲーム、ポケモンのカイリュー。竜を連想するシルエットで、頭にある2本の触覚、背中に生えた翼、愛らしいフォルムが特徴の人気キャラクターだ。
この記事の画像(6枚)今回締結された協定はポケモンのキャラクターが地域活性化を応援する取り組み「ポケモンローカルActs」の一環。杉本知事と株式会社ポケモンの伊藤憲二郎CBOが協定書に署名した。都道府県との協定は全国で9例目、北信越では初めてとなった。
杉本知事:
言うまでもなく世界一のキャラクターということで、来年の北陸新幹線の開通をさらに盛り上げていただきたい
県内でカイリューを使った取り組み始まる
株式会社ポケモンによると、福井県には県立恐竜博物館(勝山市)や、九頭竜川があるなど「竜」を連想させることから、カイリューが選出された。
今後はカイリューを使ったスタンプラリーや、ラッピング電車の運行が予定されている。このほか2024年3月からは、カイリューのデザインが施されたマンホールの蓋が県内17市町に順次、設置される。
このニュースを知った福井市の小学生は「あのカイリューが来た!」と驚きの声を上げた。「強いポケモンが福井に来てくれてうれしい」と答えたのは10年以上ゲームに親しむ20代女性。初代からポケモンとともに成長したという30代男性は、「人気も実力も兼ね備えるポケモンなんていいんですか? 初の2進化でしょ?」と興奮を隠さない。
他県ではポケモンキャラクターの活用が始まり、オリジナルグッズの開発も進んでいる。福井県も県内の地場産業や伝統工芸品との連携を検討している。
(福井テレビ)