新米の季節が到来!コメどころ・新潟県南魚沼市で新潟ならではの田園風景を眺めながら塩むすびを食べられる店がある。こだわり抜いた「塩むすび」を求め、県外からも客が訪れていた。
世界に認められた南魚沼産コシヒカリ
南魚沼市の田園風景を見渡せる贅沢なロケーションが魅力のファームフロント関農園。
この記事の画像(12枚)ここで提供されているのが、シンプルな塩むすびだ!
この塩むすびに使用されているコメは、米・食味分析鑑定コンクールで6年連続金賞を受賞し、世界最高米(原料米)にも4年連続で認定されたと言う。
農薬を一切使わない関農園自慢の南魚沼産コシヒカリを使用するほか、コメをつける水は巻機山の伏流水を使うなど、素材にとことんこだわっている。
炊き方や握り方にもこだわり
調理場をのぞいてみると、大きな土鍋が…「一志郎窯といって、土鍋自体に厚みがあって熱がじんわりゆっくりお米に伝わっていくので、粒が立ち、つやがある」
こう話すのは、むすび師の峯村猛さんだ。
コメが炊きあがったら、むすび師の一番の腕の見せ所、コメを握る。峯村さんは「深く握り混まないような感じで握るようには心がけている」と話す。
そして、味の決め手となるのは、村上産の「白いダイヤ」と名付けられた塩。
ここにも峯村さんのこだわりが詰まっている。「コメの炊きあがったばかりと、少し時間が経ったりするとコメの味わいが変わってくるので、それによって若干塩加減の強弱はつけている」
こだわり尽くした至高の“塩むすび”
全ての工程でこだわり抜いた塩むすびは塩加減がちょうど良く、コメ本来の甘さがとても引き立っていて、コメももちもち食感で一粒一粒の存在感が抜群だ。
新潟のおいしいコメを求め、愛知から来店した客は「今まで食べたおにぎりで一番おいしい。心が穏やかになる感じ」と大絶賛!
また、大阪から来た客も「つやつやしていて、やわらかいけど、しっかり甘い」と、そのおいしさを噛み締めていた。
関農園の関智晴代表取締役は「今年も暑かったが、頑張って作ったコメなので、県内でも県外でもたくさんの人に味わってもらえたらうれしい」と話す。
猛暑に苦しめられた新潟県内のコメ農家だったが、今年もおいしいコメは健在だ!
南魚沼の自然とともに食べる最高の塩むすび。新潟のコメのおいしさを再発見してみてはいかがだろうか。
(NST新潟総合テレビ)