9月16日から開幕する「ワールドカップバレー2023」。

この大会はバレーボールのパリ五輪予選も兼ねており、女子は16日から、男子は30日から始まる。

日本代表は2枚の五輪切符を求めて、8カ国の総当たり戦に臨む。

そのキープレーヤーを男女5人ずつ紹介していく。

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今回は、西田有志選手(23)。

パワフルなジャンプサーブで魅了する“制御不能!怪物サウスポー”だ。

“地元の橋”が世界トップクラスのジャンプの原点

身長186センチながら、世界トップクラスのジャンプ力を持ち合わせ、最高到達点3メートル50センチから放たれる強烈スパイクが西田選手の武器。

そんな“怪物”・西田選手のルーツは「両親の教え」だという。

厳しかったという両親に、幼少の頃から精神面を鍛えられたという西田選手。

その影響もあり、西田選手の母・美保さんは「自分と同じタイプならこの人より上に行くにはどうしたらいいか考えながら練習している」と話す。

さらに“世界トップクラスのジャンプ力”の原点となったのが、地元にある「橋」だという。

西田選手は高く飛ぶために、橋の上に手が届くまで跳び続けていたそうだ。

西田選手の母・美保さん、父・徳美さん
西田選手の母・美保さん、父・徳美さん

こうして精神面とジャンプ力が鍛えられ、西田選手は実業団へ入団した翌年から日本代表になった。

今回のパリ五輪予選では副キャプテンを務め、チームには欠かせない存在となっている。

「結婚してもライバル視」西田が譲れないこと

そんな西田選手は、去年12月に結婚を発表。

相手は、女子日本代表のキャプテン古賀紗理那選手だ。

古賀紗理那選手・西田有志選手
古賀紗理那選手・西田有志選手

新婚ホヤホヤで、仲が良い2人。

しかし西田選手には、ここだけは譲れないというところがあるようで「結婚してもある程度ライバル視しています。(妻・古賀選手が)良い結果を出すと負けている気がして、めっちゃ悔しい気持ちになります。来年マジで頑張ろう」とエールを送りあった。

妻に負けじと、さらなる活躍を誓う西田選手。夫婦でパリオリンピックの切符をつかみ取る。

(「ノンストップ!」より 2023年9月7日放送)