南米アルゼンチン・ブエノスアイレス州で、市民たちによる略奪行為が起こった。
スーパーの店員たちが、市民に向けてショットガンを発砲する場面も見られた。
原因は急激なインフレ。物の値段が倍以上になり、各地で100人以上の市民が拘束されている。

市民たちによる略奪行為が発生

23日、南米アルゼンチンのブエノスアイレス州。
大勢の警察官たちが立ち、厳重な警戒体制が敷かれている。何があったのだろうか。

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街中でショットガンを連発するのは、スーパーマーケットの店員たち。
銃口が向けられた先にいたのは、市民だ。

スーパーから略奪行為をした市民が続々と出てくる
スーパーから略奪行為をした市民が続々と出てくる

交差点を映す監視カメラには、ショッピングカートを押している人が強引に渡る姿が映されていた。出てきた建物は、スーパー。
すると、次々とスーパーから人が出てきて、クモの子を散らすように走り去った。
市民による略奪行為だ。その後も続々と商品を奪って逃走した。

原因は急激な物価高

多くの店をターゲットに、略奪行為をはたらく市民。
そこには、やむにやまれぬ理由があった。

それは、急激な物価高。
年間100%以上のインフレ。つまり、物の値段が倍以上になっているのだ。生きるには略奪をするしかないと、市民が略奪行為をしていた。

ロイター通信などによると、アルゼンチンの各地で100人以上の市民が拘束されているという。

(「イット!」 8月24日放送より)

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