人気アイドルを10年以上応援してきた都内在住の女性が、チケット転売行為を繰り返していたと告白。コンサートに行きたい一心で約90枚を転売し、主催会社の情報開示請求で特定され、数百万円を支払い和解したという。また3月には、チケットを高額転売した男性に対し、コンサート主催会社が約2300万円の損害賠償を求め提訴している。

「行きたい」「空席にしたくない」ファン心理から転売行為へ…

人気アイドルのコンサートチケットなどをめぐり近年、不正転売の問題が相次いでいる。

STARTO ENTERTAINMENTに所属するアイドルを10年以上応援している都内に住む20代の女性は…

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転売行為をしていた20代の女性:
転売をしようと思って始めたわけではなく、コンサートを何回も行きたいと思ったらそうなっちゃったという感じです。

1人のファンが不正なチケットの転売行為に足を踏み入れてしまったわけを、フジテレビのカメラに語った。

転売行為をしていた20代の女性:
最初は普通にチケットを取っていて、だんだんチケットが取れなくなったので、転売サイトだと思っていなかったんですが、チケットを売っているところがあったので、そこで買うことを知ってからです。自分が行けなくなってしまったとき、自分が買ったみたいに売ればいいんだなと知って、やり始めたのがきっかけですかね。

女性は、当選したコンサートに行けなくなった際に「転売サイト」を使い、初めてチケットを売る行為をしたという。

時には1万円で購入したチケットを10万円で売り、そこで得た利益を別のコンサートのチケットの購入にあてていたという。

また、女性はサイトを利用したチケットの売買について、手数料を支払っていることから安心と思い込み、悪いことという認識も薄かったという。

転売行為をしていた20代の女性:
自分が行けなくなってしまったときにこの席を空席にしてしまうので、そこ(転売サイト)に出せば、誰かが行ってくれる!という感じでした。チケット代がほしいというより、実質交換みたいな感じ。

転売行為は、コンサートに行きたい、会場に空席を作りたくない…そんなファン心理から行っていたと話す。

転売行為をしていた20代の女性:
正直転売ヤーでは本当になくて、公演に行きたくて。薄々だめなのかなと思っていたんですが、他の人もやっているからという軽い気持ちでやってしまっていた。

女性は、これまでに約90枚ものチケットを転売していたという。

そして、コンサート主催会社が行った転売サイトへの情報開示請求によって女性の転売行為が特定された。

その後、会社側へ数百万円を支払うことで和解が成立したという。

転売行為をしていた20代の女性:
(コンサート運営会社側から)メールがきて、それほど大ごとなことだったんだと感じて反省しました。「見たい」「応援したい」自分の「好き」って気持ちが強くなってしまい、最終的に行きたいがゆえに転売という売り買いをしてしまって、最終的に悪いことをしてしまったって反省しています。

相次ぐチケットの不正転売行為をめぐってはSTARTO社は、これまでにもチケット購入者の本人確認の徹底や公式リセールサービスを提供するなど、不正転売行為への措置を講じている。

高額転売で2300万円損害賠償請求…初の訴訟も

チケットの不正転売が問題になる中、裁判に発展するケースも出てきている。

3月には人気アイドル「Snow Man」のチケットなどを転売サイトを使って、高額転売していた都内在住の男性に約2300万円の損害賠償を求め、コンサートの主催会社が提訴した。

さらに、転売の仲介を担ったサイトに対しても売買で得た手数料の返還を求める訴訟を起こしたことが明らかとなっている。こうした転売者や転売サイトへの訴訟は初めてだという。
(「イット!」3月18日放送より)