サッカーの女子ワールドカップ開幕戦を、初めて山下良美(やました・よしみ)主審ら、日本人審判団が担当した。
ニュージーランドで20日から始まった、女子ワールドカップ。
その開幕戦、ニュージーランドとノルウェーの試合で、主審を山下さん、副審の2人を坊薗真琴(ぼうぞの・まこと)さんと手代木直美(てしろぎ・なおみ)さんが担当した。
女子ワールドカップの開幕戦で、日本人が主審・副審を担当するのは、初めてのこと。
山下主審は試合終盤、ニュージーランドがけったボールが、ノルウェー側のペナルティーエリア内で相手選手の腕に当たると、PKかどうか、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)で確認。ピッチサイドに行き、直接映像を見たあと、ニュージーランドにPKを与えた。
試合は、ニュージーランドが、1 - 0でノルウェーに勝ち、ワールドカップ初勝利。
山下主審と、坊薗・手代木両副審の3人は、緊迫した開幕戦を最後までしっかりと担当した。
(写真: EPA=時事)