バレーボールの世界トップ16チームによる最強国決定戦、ネーションズリーグ。
女子のファイナルラウンドが、アメリカ・アーリントンで開幕し、世界ランキング8位の日本は同1位で、東京オリンピック金メダルのアメリカにセットカウント1 - 3で敗れ、準々決勝敗退となった。

予選ラウンドを7勝5敗の7位とし、ファイルラウンドに進出した日本は、10勝2敗の2位で進出したアメリカと準々決勝で対戦。

地元の声援を受けるアメリカを相手に完全アウェーの雰囲気の中、第1セットは、日本が必死にくらいつく平均身長で12cm以上上回るアメリカのスパイクを宮部がブロック。
さらに和田のスパイクなどでポイントを重ねていくが、23 - 25と僅差でこのセットを落としてしまう。

第2セットも日本は、古賀・和田のアウトサイドヒッターを軸に攻撃を組み立てていくが、アメリカのミドルブロッカー、ワシントンの素早いスパイクを止めることができず、次々と得点を奪われていく。

一時はリードする場面もあったが、連続失点から突き放され、21 - 25でこのセットも失う。

あとがなくなった日本だが、第3セット、ミスの目立つアメリカに対し、効果的な攻撃が決まっていく。
キャプテンの古賀が強烈なバックアタック。セッター関も、相手をよく見てツーアタック。
古賀にサーブポイントも飛び出し、25 - 18で、1セットを返し、これでセットカウント1 - 2。

良い流れに乗っていきたい日本だが、第4セットは序盤に連続失点を喫し、7 - 2と差をつけられると、その後も追い上げきれず、18 - 25でこのセットを失い、敗戦。

五輪女王アメリカ相手に健闘したが、4強入りはならず準々決勝で敗退となった。

貴重な経験を得た「火の鳥NIPPON」は、9月に開幕するパリオリンピック予選に挑む。

報道スポーツ部
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