福井・池田町にある、雄大な自然を存分に体験できる「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」。高さ60メートル、長さ510メートルという日本最大級のジップラインなどがあり、県内外から多くの人が訪れる。
さらなる飛躍を図ろうと、ゴールデンウィークを前に園児など小さい子どもでも楽しめる新エリアがオープンした。

ターザンロープなどの遊具の高さを工夫

池田町は人口約2,300人、林野面積は90%余りの自然に囲まれた町だ。
誘客の目玉として2016年にオープンした「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」は、日本最大級のジップラインや巨大なジャングルジム、木の上のテントでの宿泊などが楽しめ、2023年度は年間4万人の来場者を見込んでいる。

遊具で遊ぶ子どもたち
遊具で遊ぶ子どもたち
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一方、アトラクションの多くは身長100cm以上という条件があり、小さな子どもは遊ぶ範囲が限られていた。
より多くの子どもたちに楽しんでほしいと、この度、利用制限のない「コベンチャーパーク」がオープンした。ターザンロープやネットなど遊具の高さを1.5メートルから2メートルに設定し、園児や小学生低学年の児童でも遊べるように工夫した。

「スネークライン」に乗る子どもたち
「スネークライン」に乗る子どもたち

全長約500メートルのモノレール「スネークライン」は、15分かけて森の中を周遊する。森を切り開いてレールを新設したため、勾配に合わせた心地良いアップダウンが楽しめる。

池田町内の児童と園児によるテープカット
池田町内の児童と園児によるテープカット

4月27日は、新施設のオープンを祝う式典が開かれ、池田町内の園児や児童たちも参加した。テープカットを終え、早速アトラクションで思いっきり体を動かした。

遊んだ子ども:
ターザンロープが楽しかった

遊んだ子ども:
初めて来たけど楽しい

遊んだ子ども:
いろんなアスレチックができて、うれしい

遊具を楽しむ子どもたち
遊具を楽しむ子どもたち

福井県旅行業協会によると、ゴールデンウィーク中の県内の旅行プランは、ほぼ埋まっているという。
観光客がコロナ禍前の状況にほぼ戻るという好機を生かし、「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ」では、今後もパークに新エリアを拡充し、来場者の獲得を目指すと意気込む。

(福井テレビ)

福井テレビ
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