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駅を通過する電車、その車両の上には…何人もの“人の姿”。中にはポーズを決めてアピールする人も。

確認できるだけで、27人が車両の上にいるのが分かります。

これは、アメリカ・ニューヨークではやっている“地下鉄サーフィン”と呼ばれる危険行為です。

地下鉄が地上を走る区間で電車の屋根に乗り、その様子を撮影しているもので、主に10代の若者たちが、こうした動画をSNSに投稿しています。

投稿された動画の中には、駅に入ってきた電車に飛び乗り宙返り、屋根の上に寝そべって、電車の出発と共にサーフィンで水を手でかくパドルの真似するというものや…。

撮影者も車両の上で撮影しているとみられる動画まで。

2022年にニューヨーク州都市交通局が確認した「車両の外にしがみついた人数」は、2021年から4倍に増え、928人にものぼるなど社会問題化しています。

2月20日には、15歳の少年が、橋の梁にぶつかり転落。その後、電車に轢かれて死亡するなど、事故が相次いでいるといいます。

ニューヨークの地下鉄とバスを運営する会社は、「車両の外側にしがみつく行為の危険性は、どれだけ強調しても足りないほどだ」と警告しています。

(めざまし8「NewsTag」より2月28日放送)