物価の高騰が続く中、一品税抜き100円で買える「おせち」が話題となっている。

オフシーズンの工場ライン、1年半前の契約などで、コストカット実現

五段重の豪華なおせち、値段は驚きの4,860円。ローソンストア100の「100円おせち」だ。

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小分けされたおせちの具は、全部で45種類もある。

ローソンストア100の担当者:
全国で去年(2021年)は300万食販売させていただいております。「去年も買いに来た」「おいしかったよ」というお話は数多くいただいております

10年前に始めて、人気商品になった。伊達巻や数の子などの定番から、高級食材・アワビまである。

さらに2022年は、赤白で縁起を担いだ酢だこに…。

白エビのだしを使った上品なだし巻き卵など、8種類が新たに登場した。

中には飾りが入った和菓子もある。

ローソンストア100の担当者:
新潟の職人さんが手作りで作っているようかんがおすすめとなっております。北海道や長野県では(おせちで)食べる風習がございます

冒頭の五段重は45種類すべてを盛り付けたもの。一品税込み108円で、全部合わせて4,860円というわけだ。

様々なものが値上げした2022年、この価格でできた秘訣を聞いた。

ローソンストア100の担当者:
去年(2021年)の早い段階で資材を確保したりとか、工場でオフシーズン、全くラインを使っていない時におせちを作ることで、価格を抑えられております

例えば、栗きんとんは春や夏にゼリーを作る工場の閑散期に作った。また、ゼリーと同じ容器を使ってコストカットした。

さらに、1年半前にほとんどの契約を済ませたことで、円安やロシアのウクライナ侵攻の影響を最小限に抑えられた。

いくつもの努力の積み重ねで、品質を保ちつつ100円も維持できた。

ところで、三が日が過ぎ、おせちが余ってしまった場合は…。

料理研究家の小林睦美さん:
リメイクおせちをおすすめしています。おせちを使った「おせちトースト」がおすすめです

例えば黒豆が余ったら、クリームチーズとパンに塗りハチミツをかけて「黒豆クリームチーズトースト」に。

他にも、かまぼことだし巻き卵を使ったパエリアなど、料理研究家・小林睦美さん監修の8つの簡単レシピが動画で公開されている。

100円おせちは、全国のローソンストア100で25日から販売している。

(東海テレビ)

東海テレビ
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