自民党の安倍元首相は17日、会長をつとめる安倍派のパーティーで挨拶し、新型コロナウイルスの感染症法上の扱いを2類相当から5類に変更することも含め、経済社会活動の緩和を目指し、全力を尽くす姿勢を表明した。

安倍氏は「新型コロナウイルス感染症の拡大からもうすでに2年半。ワクチン接種も順調に進んでいる」とした上で、「ウイルスの変異もあり、重症化率も下がってきている。欧米では経済社会活動の制限が大幅に緩和され始めている」と指摘した。

そして安倍氏は、「日本でも、2類から5類への変更も含め、経済社会活動を大きく緩和していく状況を作っていくために我々も全力を尽くしていきたい」と述べた。

新型コロナの感染症法上の扱いは、結核などと同じ2類相当だが、これを季節性インフルエンザ並みの5類に引き下げることを目指す姿勢を強調したものだ。

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また、安倍派のパーティーには岸田首相も出席し、「2年前、時の総理として得体の知れないウイルスに真正面から挑んだのが安倍氏だ。その取り組みや知見の上に、現在、岸田政権としてコロナとの戦いに臨んでいる」と述べ、安倍氏をもちあげた。

政治部
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