2月15日から始まる中国の旧正月・春節の大型連休。2026年はのべ95億人が大移動すると予測されていますが、日中関係の冷え込みによる渡航自粛の影響はあるのでしょうか。

伊藤渚紗 記者:
中国便のカウンターですが、明かりが落ちて閉まっている状態ですね

人気のない空港のカウンター。

静岡と中国を結ぶ2つの路線は利用者の減少や機材繰りの影響で3月28日までの欠航が決まっています。

タクシー運転手:
多少はどうしても(影響が)ある。バスで出ていく中国人が多かったからものすごく影響を受けているかと言うとそういうわけではない

中国の旧正月「春節」の大型連休。

2026年は2月15日~23日までの9連休で、過去最多のべ95億人が大移動すると予測されています。

しかし、中国政府は日本への渡航自粛を呼びかけていて、書き入れ時に県内の観光への影響が懸念されます。

ドリームプラザ・相埜未散 取締役:
こちらが音声ガイダンス。日本語・英語・中国語で聞き取ることができる二次元コードです

中国人観光客からも大人気のちびまる子ちゃんランド。

まるちゃんの世界観をより楽しんでもらおうと施設では中国語の音声ガイダンスを用意していますが、その利用率が40%ほど減っているといいます。

1月のインバウンド客は通常時に比べて10%ほど減少。そのほとんどが中国人だとみられています。

ドリームプラザ・相埜未散 取締役:
春節の時期は確かに例年大きく中国の客の来場を見込んでいた。この2月末においては少なからず影響はあると思う

ただ、近年では中東でアラビア語に翻訳されたアニメの放送が始まったことから、西アジア諸国からの客が増加傾向に。

新たな活路となるのではと期待を寄せています。

一方、渡航自粛の影響を受けていない観光地も。

伊東市・杉本憲也 市長:
伊東市はありがたいことに様々な国の観光客が来ているので、市全体としては影響はほとんどない

映画「君の名は。」の登場シーンに似ていることから中国人に人気の大室山。最近では台湾やミャンマー、エジプトからの客が増えているといいます。

また、熱海市は宿泊客全体に占めるインバウンド客は5%に届かず、その中でも中国人は1%ほどにすぎないため、影響はほとんど受けていないそうです。

見頃を迎えた熱海梅園でも。

出店者:
台湾や他の国の方も熱海は増えてきていて、いろいろな所から来てくれている

熱海観光局ではタイや台湾を“ターゲット国”と定め、現地に出向いて観光PRを行っています。

熱海観光局・上田和佳 専務理事:
静岡県全体でみると中国の国籍の方が訪れる比率が高いので、熱海は可能な限りターゲット国を中心に分散をしていきたい

インバウンド客に占める中国人の割合が全国的に高く、“中国依存”とも言われる静岡県の観光。

世界各国から「行ってみたい」と思える魅力的な観光地づくりが求められています。

テレビ静岡
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