2023年3月に開業するファイターズの新球場、建設中の球場内部が報道陣に公開された。
「誰も経験したことのない」「迫力満点の試合観戦」ができる新球場。順調に完成へと近づいている。

「誰も経験したことがない」野球観戦

八木 隆太郎 キャスター:
ここは1塁側のエントランスなんですが、入ってすぐに大きなグラウンドが広がります。非常に客席との距離が近いですね

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開業まで、あと1年に迫った新球場・エスコンフィールド北海道。総工費600億円を超える新球場の建設現場。
まず入ったのは、1塁側スタンド。

八木 隆太郎 キャスター:
3層に分かれてるんですね。上段・中段・下段と分かれていて、どこからでも野球のプレーを臨場感あるように感じられる席の配置になってます

3つの階層に分けて、より近くで観戦できる工夫がされている観客席。多様な観戦体験ができる施設も順調に建設が進んでいるようだ。

八木 隆太郎 キャスター:
こちら一塁側のベンチなんですが、すぐそばにはブルペンがあります。投げている姿を見ることができるんですね。
さらに、センター後方に目を向けると、先日発表されましたブリュワリー、ビールの醸造所のレストラン。
そしてレフト側5階の建物がタワーイレブン。サウナや温泉、ホテルが併設されたものです。
こう見ますと工事の進捗率70%ということで、だいぶ出来上がってきました

日本一"近い" 選手の会話も?

続いて向かったのは、グラウンドに最も近いバックネット裏。

八木 隆太郎 キャスター:
右手を見てみますと、どどーんとそびえる高さ70mのガラスの壁。三角屋根があの上に付きます。非常に迫力がありますね。
そして手前を見てみますと、ホームベース、バッターボックスです。そこから観客席最前列のダイヤモンドクラブシートまでの距離が15m(国内球場で最短距離)、非常に近いです

さらに観客席の下、すぐ近くにはベンチが。選手たちの声が聞こえてきそうだ。

コンセプトは「ファンのため」

そして観戦がしやすい工夫もされている。

八木 隆太郎 キャスター:
(座席の)前後の距離もかなり幅があり、真ん中に座っていても、通路から人が入りやすくなっている。すべてはファンの為に考えられた球場になっています

ほかにも、観客席までの段差は緩やかに。階段数も少ない設計になっている。
札幌ドームは急斜面で、子供や足腰の弱い人にとっては昇り降りが大変だったが、新球場は楽に移動できそうだ。

そして試合を盛り上げる、あの設備も姿を現した。

八木 隆太郎 キャスター:
日本最大級の大型ビジョンがあります。高さ16m、横幅が86m。3塁側と、反対側の1塁側に2つ設置される予定です

"世界でまだ見ぬボールパーク"

最後にやってきたのは3塁側。ここでは、球場のシンボルと言える設備が完成に近づいていた。

八木 隆太郎 キャスター:
ここに来て、一番あっと驚くのがこちら。開閉式の屋根が大きくせり出しています。日本で初めて開閉式の屋根と、グランドには天然芝がひかれます。どんな球場になるのでしょうか

建設を担当する大林組 竹中 秀文 所長:
"世界でまだ見ぬボールパーク"というキャッチフレーズ。その言葉が、建設をしている人間の心を奮い立たせる。そういう気持ちがあります

ファイターズスポーツ&エンターテイメント 前沢 賢 取締役:
(新球場は)多様な観戦環境と言っている。十人十色の楽しみ方があると思う。ぜひ来ていただいて、それぞれの楽しみ方を作ってほしい

(北海道文化放送)

北海道文化放送
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