2週間かけて拾い集め…ごみに新たな形

瀬戸内海周辺などで収集したごみを材料にアーティストが作品を作り、公開する展覧会が岡山県玉野市で開催されている。

「瀬戸内ゴミンナ~レ」の会場
「瀬戸内ゴミンナ~レ」の会場
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開幕のテープカットは、魚を取る網のごみで行われた。

旧玉野市消防署で開催されている「瀬戸内ゴミンナ~レ」。

全国から5人のアーティストが集まり、廃棄物や漂流物など、ごみを材料に制作した作品を展示している。

多く使われているのは、アーティストが2週間泊まり込んで拾い集めた、瀬戸内海のごみ。

あやおさん:
これはホース。私は石川県に住んでいて。石川は海外や漁業のごみが多いけど、瀬戸内海周辺は不法投棄とか、生活ごみが多かった

出川晋さん:
ごみの中から探し出す喜びがあるので、(ごみを)拾うきっかけになればと思う。

 
 

お客さん:
すごくいっぱい(ごみが)捨てられていて、海がかわいそう

この展覧会は、宇野港に展示されているアート作品「宇野のチヌ」の制作者、淀川テクニックさんが企画した。

宇野港に展示されているアート作品 作:淀川テクニックさん
宇野港に展示されているアート作品 作:淀川テクニックさん

淀川テクニックさん:
ごみは人間がいる限り無くならない。でも、それを使ってうまくよみがえらせたり、ごみって何なんだろうと、一歩踏み込んで考えてもらう展覧会にしたい

展覧会を企画した淀川テクニックさん
展覧会を企画した淀川テクニックさん

一般の参加者が作ったごみアートも楽しめる展示会は、3月15日まで開かれる。

(岡山放送)

岡山放送
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