想像をはるかに超える活躍をするロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手だが、先日、右肘靱帯を痛めて故障者リスト入りし、6月末に再検査を受けて、復帰へ向けた方針を決めることにしている。

6月17日放送の「ジャンクSPORTS」では、「大谷翔平」をテーマに『スポーツの奥の奥』を開催。

元メジャーリーガー・石井一久さんと高橋尚成さん、侍ジャパンで大谷選手と共に戦った仁志敏久さん、元東京ヤクルトスワローズ監督の真中満さんの4人が語り合った。
 

 
 
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メジャーでの活躍は「エンゼルス」だから?

大谷選手と同じく、ロサンゼルス・エンゼルスに在籍していた高橋さんは、通訳兼トレーナーとして連れて行った人が、現在エンゼルスのトレーナーをやっているこということで、「情報はいろいろと入っている」と太いつながりをアピール。

大谷選手はメジャーデビュー後、打てば3試合連続でホームラン、投げれば1試合で12奪三振と、開幕2カ月で4勝を挙げる大活躍で二刀流を体現。

不調だったオープン戦の頃は、二刀流は無理だと酷評していたアメリカメディアも活躍すると一斉に手のひらを反して大絶賛した。

こういったメジャー1年目での活躍に、メジャーリーグでのプレー経験もある石井さんは「エンゼルスというチームを選んだのが良かった」と語る。

ロサンゼルスには『ドジャース』と『エンゼルス』の2チームがあり、『ドジャース』の方がメジャー球団の印象が強く、「記者はドジャースが30人いたら、エンゼルスは10人くらい」なので、存分にのびのびとやれているから大谷選手が活躍できているのではと、独自の分析。

意外な話にMCの浜田雅功さんは驚くも、実際にエンゼルスに在籍していた高橋さんは「ドジャースよりもエンゼルスのほうが客層が良い!」と応戦した。

 
 

そして、大谷選手の二刀流について、最初は反対していたという真中さんは「能力が高くて、どっちも一流。両方やらせたくなる」と考えを変えたという。

また、仁志さんも「練習を見たら反対する理由がない。どっちも捨てられない」と話した。

賛否両論あった大谷選手の二刀流。
なぜ、大谷選手は二刀流をメジャーでもできているのか。

さまざまな野球関係者が口をそろえて言うのは大谷選手が「野球以外に興味がないから」。そこで、番組では『大谷翔平野球好きすぎ伝説』をスタジオで展開。
 

大谷選手は金銭欲も物欲もない!?

まず、「金銭欲がない」という大谷選手のプロに入ってからの年俸の推移を見ていく。

1年目の推定年俸は1500万円(19歳)でそこから上がっていき、3年目は1億円(21歳)、4年目で2億(22歳)、5年目で2億7000万(23歳)となり、メジャーの舞台へ。

大リーグの規定で、現在の年俸は6100万円(24歳)。

あと2年待ってからメジャーへ行けば、年俸は20億円もらえていたともいわれ、去年の年俸より約2億円もダウンするにも関わらず、メジャー行きを選択した。

この決断を石井さんは「大谷選手は世界一の選手になりたくて、メジャーに行ったので、早く勝負したいという考えがあったのでは」と話した。

また、大谷選手は、日本時代に給料はすべて両親に渡して、母親からお小遣いとして月10万円をもらっていたという。

ただ、使い切ることもなく、余ったお小遣いは貯金をして、2年間で貯まった貯金額は200万円。
2年間で40万円しか使っていないという大谷選手に、真中さんは「考えられない。何のために野球をやっているのかわからなくなる。私生活も楽しむためにやっているんだから」とお手上げモード。

浪費のない生活をしている大谷選手に、石井さんは「野球選手は金銭感覚狂ってますから。僕も1年目の時に金の時計を買いにいかないといけないと思って100万円を握りしめて御徒町まで行った」というエピソードを告白。プロ野球選手は金の時計をしなければならないと思っていたそうだ。
 

 
 

さらに、「物欲もない」という大谷選手。

運転免許は取りに行く時間がもったいないから持っていないようで、浜田さんは「いい車に乗りたいとかあるじゃないですか!」と目を丸くしていた。

高橋さんは「アナハイムという街はキレイで、離れたところはお金持ちのエリア。そこをオープンカーで走ったらモテる!それをしない大谷選手の意味が分からない」と首をひねった。

そんな大谷選手の逸話に、仁志さんは「彼を悪くいう人間は聞いたことがない。彼を悪くいうやつは、そいつが悪いやつ!」と絶賛すると、思わず三宅アナは「彼に弱点はないの…?」と悔しそうに質問。

高橋さんは「ないですね…本当にAIじゃないかと思っちゃう。それくらい弱点がない…」とそれほどまでに大谷選手は完璧だという。
 

 
 

お嫁さん候補「定番の女子アナはやめた方が…」

掘れば掘るほど、規格外だとわかる大谷選手。

現地でも“大谷フィーバー”は止まらず、規格外のビッグビジネスが巻き起こっているという。
球場のグッズ売り場は、大谷選手のグッズを求めるファンたちで混雑し、Tシャツやユニフォームは売り切れ続出。

さらに、直筆サイン入りルーキー記念カードに先日、72万円もの値がついた。
毎週のように大谷選手関連の新商品が発売され、少なくとも100種類以上あるという。

「1年目であれだけのグッズ作ってもらえるの?」と浜田さんが疑問を持つと、高橋さんは「キャンプ中にルーキーのグッズが置いてあるなんて、まずありえない。そういうとこでは、球団も押していると思う」と語る。

また、石井さんは「サイン会社と契約をしていて、サインを1枚書くごとに何十ドルとかもらえる。僕の場合は50ドル。大谷選手はもっともらっていると思う」と明かした。

 
 

そんな大谷選手がまだ手にしていないものは「お嫁さん」ということで、大谷選手にふさわしい「お嫁さん」について議論を展開。

「変な女性には引っかかってほしくない」と浜田さんと三宅アナは意気投合。

「アナハイム近郊はお金持ちが多い」ということで、高橋さんは「海沿いのカフェにはかなりのお嬢様たちがいる」と“お金持ちのご令嬢”を候補にあげた。

一方の石井さんは、「誰もやったことがないことをやってきた選手なので“ハリウッドスター”」をあげる。

元フジテレビアナウンサーの木佐彩子さんを妻に持つ石井さんを横目に、真中さんは「定番の女子アナはやめた方が…」と発言。
すると、石井さんは「おいしい生姜焼き作ってくれるのに!」と仲良しアピールをした。

国民が注目する大谷選手の「お嫁さん」話に、大盛り上がりだった。
 

 
 

さらに、先週のスペシャルに引き続き、ゴルフの石川遼選手会長、稲森佑貴、今平周吾、小鯛竜也、薗田峻輔、時松隆光、深堀圭一郎、星野陸也の8選手が登場。

普段は右打ちの選手が、左打ちでフルスイングをしたらどれだけ飛ぶのかを競う「逆打ちドラコン選手権」や現役プロゴルファー40人にアンケートを行い、全国にあるゴルフ場のおすすめグルメ"ゴルフ飯"ベスト3を発表した。

 

『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~7:57放送