3月19日の「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)は2時間SPで放送。ボクシング・井上尚弥選手のカート詰め放題と名門校が全国大会へ挑む裏側を密着した2本立てを特集。

2022年12月、史上初のバンタム級での統一や全戦KO勝ちなど、快挙づくめの偉業を成し遂げたボクシング・井上尚弥選手。

史上初のボクシング世界バンタム級4団体統一という偉業をたたえ、番組MC浜田雅功さんのおごりで「ビックカメラ詰め放題」を実施した。

バンタム級とスーパーバンタム級の違いは?

「すごい楽しみにしてて。浜田さんと買い物に行けるなんて、なかなかない」と井上選手は、店の前で待ち構える。

IBF、WBA、WBCのベルトを持つ井上選手は去年12月、まだ獲っていない最後のベルトをかけ、WBO王者のポール・バトラーと対決し、見事勝利した。

井上は「判定まで行って無事に終わればと思っていたけど、でも倒したいなという気持ちもあった。(バトラーを挑発したのは)相手をあおるということもあるんですけど、会場をヒートアップさせた」と、試合を振り返った。

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買い物開始早々、ジムで使いたいというシャワーヘッド「ミラブルzero」を所望するが、4万9390円という値段に、早速「チャレンジ」を要求する浜田さん。

この「チャレンジ」は井上選手にとっては苦い思い出ばかりで、過去2回の挑戦で失敗している。

今度こそと挑むが、まさかの3連敗を食らい、浜田さんは「尚弥、ええ子!」と満面の笑みで抱きしめた。

それでも井上選手は落ち込まず「切り替えて次、行きましょ!」と買い物を続ける。

水回り掃除の強い味方の電動式ブラシ3種や脱臭くつ乾燥機を次々とカートへインした。

井上選手は今年1月、会見でこれまでバンタム級で獲得したベルトを返上し、1つ上のスーパーバンタム級へ挑戦することを表明。

バンタム級が体重53.52キロであるのに対し、スーパーバンタム級は55.34キロと体重が1.8キロ重くなる。

「1.8キロかぁと思うかもしれないですけど、全然違います。体つきも変わって、相手の体もデカくなる。すごく矛盾しているんですけど、パワーをつけてスピードを落としちゃ行けない。それがすごく難しい」

「チャレンジ」リベンジマッチと夢の焼肉会

それから井上選手は、「浜田さんからということにしたい」と父・真吾さんへのプレゼントやジムで使う「モンスター」と名のつくドライヤーをおねだりした。

買い物の最後は「リベンジしたい」と、去年、コストコで所望した家庭用光美容器「BRAUN」(7万9800円)のリベンジマッチを要求。

あああああ
あああああ

3連敗中の井上選手は「3連敗しているのは全部右手」と過去のチャレンジを分析し、金のボールをひきたいと左手で挑戦。気合十分のままボールをひくが、まさかの白ボール。

「尚弥、好きやわ~」と大喜びする浜田さんの隣で、ぼう然とする井上選手。

「本当に落ち込む…」と肩を落とし、「僕これゲットするまで来ます。絶対(自分で)買わない」と、今年5月のWBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ後のリベンジを誓った。

その後、一行は2人が初めて食事をした思い出の店、東京・赤坂にある高級焼き肉店「游玄亭」へ移動。

するとそこには、松本人志さんが待ち構えていた。きっかけは3団体統一後に出演した『ワイドナショー』で、井上選手が「ダウンタウンと焼肉に行きたい」と発言したことから実現。

4団体を制覇した試合を観戦した松本さんは「すごかった!」と感激し、仕事で行けなかったという浜田さんに「何であれ見にいけへんわけ?」と首をかしげる。

井上選手は、リングに立った際に観客席など周囲を見渡すそうだが「緊張してて、意外と人が見えないんです」と明かし、浜田さんに「次は来てくださいよ」と誘った。

井上選手を長年応援し続けているという松本さんは「ちょっと違う人が出てきたぞって本当に思ったよね。よく何年に1人って言うけど、井上チャンピオンに関しては、まだ次の人が出てきてないので、何年に1人かわからない。100年後に出てきたら100年に1人とかいえるかもしれないけど…」とスゴさを力説。

しかし、4団体を制覇してもまだ「自信がない」と語る井上選手は「次やってチャンピオン獲れたら、自分に自信が持てるかなと思うんですけど、今の段階は自分がやれる範囲の階級でチャンピオンになっている。一つ上げて、次は自分の体格や骨格がオーバーする相手との戦いなので、そいつらに勝ったらようやく自信が持てる」と話した。

そんな中、この場の支払いについて2人が押し付け合いを始めると、井上選手は「今日は僕が払います」と男気を見せる。

また井上選手は自身の“引き際”について「チャンピオンになったときは、悔いのない、次やってももう勝てないくらい、たたきのめされて終わりたいと思っていた。ただ今、勝っている姿をみなさんに見せてきたので、“強い井上尚弥で終わりたい”のが本当の理想。ただそこまで甘い世界じゃないので」と語った。

5月にはWBC・WBO世界スーパーバンタム級のタイトルマッチも決まっている。井上選手の今後の活躍も目が離せない。

(『ジャンクSPORTS』毎週日曜日夜7:00~8:00放送)