連日のメダル獲得に沸く北京オリンピック。
7日のスキージャンプ混合団体では、高梨沙羅選手(25)が失格となる事態となった。
いったい、何が起きていたのか。
あふれる涙をこらえることができず、しゃがみ込んでしまう高梨選手。
この記事の画像(6枚)7日、日本の1番手として登場した高梨選手の1回目。
103メートルの大ジャンプを見せるも、スーツの規定違反により、失格となってしまった。
日本代表 横川朝治ヘッドコーチ:
太ももが2cm大きかったということなんですけれども
こう話すのは、日本代表の横川ヘッドコーチ。
ジャンプでは規定以上にスーツのゆとりを増やし、表面積を大きくすることで浮力を得ることを禁じている。
7日は高梨選手を含め、4カ国5人の選手が失格になるなど、衝撃が走った。
日本代表 横川朝治ヘッドコーチ:
普通でしたら、試合前にちょっとウェートトレーニングやって、パンプアップするって言うんですかね、サイズが合ってくるんですけど、思ったより上がらなかったかなという感じです。選手はもう、何もわからないでスタートしてますから、スタッフのミスですね。ちゃんと合わせられなかった僕らの
4年に1度の大舞台で、連戦の消耗や寒さによる体重調整の難しさとも戦う選手たち。
トップ選手は体型の変化を考慮し、何着もスーツを用意するといわれるジャンプ競技だが、予期せず起きてしまった失格問題。
それでも、日本は小林陵侑選手(25)をはじめ、チーム一丸となって盛り返し、4位で新種目の混合団体を終えた。