新潟のふるさと納税、雪国の食文化を地元女性が発信。南魚沼市の返礼品を紹介する。

「美女旅」とコラボしたパンフレットが大反響

日本有数の豪雪地、新潟県南魚沼市。コシヒカリの名産地としても知られるこの街が、ふるさと納税獲得のため作成したのは、地元のフリーペーパー「美女旅」とコラボしたパンフレットだ。

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市内に住む地元の一般女性5人が、オススメの返礼品や観光地を紹介している。その女性の1人、モデルの中沢望さん。

「美女旅」×ふるさと納税のモデル 中沢望さん:
そこまで反響があるとは、正直思っていなかった

2021年10月にパンフレットの配布が始まると、その効果はてきめん。翌11月のふるさと納税額は、前年同月比24%アップの約6億6400万円を記録した。

雪を利用した貯蔵庫「雪室」でじっくり熟成

中でも、中沢さんがオススメする返礼品は…。

「美女旅」×ふるさと納税のモデル 中沢望さん:
実は今、お肉が人気なんです

中沢さんオススメの肉は、新潟県が誇るブランド「にいがた和牛」の熟成肉。

うちやま肉工房・内山治彦社長:
熟成することによって、うま味が濃縮されて味わいが良くなる。ここ雪国ならではの、本当に雪国らしいステーキ

さっそく、その味を中沢さんに伝えてもらった。

「美女旅」×ふるさと納税のモデル 中沢望さん:
本当にやわらかくてびっくり。すごくおいしい

このおいしさの秘密、“雪国”らしさとは?

うちやま肉工房・内山治彦社長:
雪を大量に貯蔵している部屋があって。この部屋(肉の熟成場所)にも、その冷気が流れて入っている

その貯蔵庫に行ってみると…。

飛田厚史アナウンサー:
これが雪室。確かに雪があります

八海醸造・山田真菜さん:
一定の温度を保つようになる。それによって酸化を抑えられるようになって、より甘さとか味がおいしくなるようになっている

雪を利用した貯蔵庫「雪室」で食品を保存し、厳しい冬を乗り越えてきた歴史がある南魚沼市。
雪室により季節関係なく室温を一定に保てるため、肉も腐ることなく、ゆっくり熟成させることができる。

うちやま肉工房・内山治彦社長:
雪の温度と湿度を使うことで肉がやわらかくなって、アミノ酸が増えておいしくなる

“恵みの雪”を生かした返礼品が多数

市内では、肉だけでなく日本酒や地元産のコシヒカリなども、雪室で貯蔵されている。雪室熟成された日本酒のお味は?

「美女旅」×ふるさと納税のモデル 中沢望さん:
とてもまろやかで、すっきりしていて。飲みやすくおいしい

地元の女性たちが紹介する、まさに“恵みの雪”を生かした南魚沼市の返礼品の数々。

「美女旅」×ふるさと納税のモデル 中沢望さん:
できれば足を運んでいただきたいが、新型コロナ禍で来ることがなかなか難しいと思う。ふるさと納税で、返礼品を楽しんでいただけたら

返礼品にあわせて、雪国文化も感じてみてはいかがだろうか。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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