バスケットボール女子日本代表は、ヨルダン・アンマンで開催されたFIBA女子アジアカップ2021で、大会史上初の5連覇という偉業を成し遂げた。

歓喜に湧く女子日本代表©fibaasiacup
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東京オリンピックで銀メダルを獲得し注目度も一段と上がったが、オリンピック出場メンバーから参加したのは5人。若手を中心に構成されたチームで臨み、結果を出したことで、日本の強さを再び証明した。

「チームで取れた」金メダル

決勝戦の翌日の4日、恩塚亨ヘッドコーチと選手全員によるオンライン会見が行われた。そこで多く聞かれたのは「チームで取れた」金メダルだという言葉。

東京オリンピックが終わってすぐということもあり、新体制での練習時間は多くなかったはずだが、全員でコミュニケーションを取り、大会を通じて成長していったという。

宮崎早織©fibaasiacup

中国との決勝戦で26得点11アシストと勝利に大きく貢献し、大会ベスト5にも選ばれた宮崎早織選手は、若手で臨むのは大丈夫かなという気持ちはあったとしながらも、「若いエネルギーがいい形になった」と振り返る。

東京オリンピックの代表メンバーにも選ばれていた彼女は、東京では悔しい思いをしたと言い、「3年後のパリでリベンジしたい」と先を見据えた。

赤穂ひまわり©fibaasiacup

大会MVPを獲得した赤穂ひまわり選手は、「決勝戦では(0得点と)みんなに迷惑をかけたが、チームバスケで取れたMVPなので、みんなに感謝しかない」と話した。

東京オリンピックから注目されて、たくさんの応援があることを感じていたといい、「皆さんと優勝という気持ちを共有できたらいいなと思っていた」と締めくくった。

林咲希©fibaasiacup

キャプテンを務めた林咲希選手は「オリンピックが終わってすぐだったので、正直ホッとしている」と明かし、「勝ち切る力をつけられたのが今回の収穫」と大会を振り返った。

最後は「5連覇することができました。たくさんの応援ありがとうございました」と笑顔で会見を終えた。

初陣で掴んだW杯予選への切符

この大会が、ヘッドコーチとして国際大会の初陣となった恩塚亨氏は、「選手やスタッフ達と喜びを分かち合うことができて、最高の気持ち」と話した。

「ワクワクする気持ち」を追求している恩塚ヘッドコーチ率いる日本代表は、これからどういうバスケットボールで我々を魅了してくれるのだろう。

恩塚亨ヘッドコーチ©fibaasiacup

この大会で結果を出したことにより、日本代表は来年2月にオーストラリアで行われる「FIBA女子ワールドカップ世界予選」への切符を手にした。さらに2024年には東京で果たせなかった金メダル、という夢を掴む「パリオリンピック」が控えている。

世界から注目される存在となった女子バスケ日本代表。5日にヨルダンから帰国し、隔離期間を経てそれぞれの所属チームに戻り、今月開幕するバスケットボール女子日本リーグ・Wリーグに備える。

今回のアジアカップには参加しなかった東京オリンピック主力メンバーの髙田真希選手や町田瑠唯選手、さらには怪我からの復帰が待たれる渡嘉敷来夢選手などが国内でしのぎを削るリーグだ。世界で活躍した彼女たちのプレーが見られるWリーグの開幕を楽しみに待ちたい。