綿100%は避ける」理由は?

今回発表したチェックリストは高崎健康福祉大学の内田幸子教授が監修し、一人分として次のような「服」とバッグの用意を勧めている。

長袖×3枚
半袖×3枚
下着×3枚
靴下×3枚
マスク×3枚
ルームウェア×1セット
ルームシューズ×1足
アウター×1枚
バッグ×1個

ユニクロによると、いざというとき本当に必要とされる「服」は下着類と靴下で、毎日替える必要があるため3日分の用意を推奨。特に、動きやすくサイズ調整も容易なストレッチ性能に富んだもの、軽量かつコンパクトにしまえるもの、抗菌・消臭といった機能があるものもおすすめだという。

また、雨で濡れた場合や洗濯することも考え、乾きにくい綿100%は避け、速乾性に優れたものを選ぶようにしてほしいとしている。

近ごろは、少し多めに備えた非常食を普段の生活サイクルの中で消費することを「ローリングストック」などというが、「服の備え」も普段づかいをしながらでいいのだろうか?

また季節で変えた方がいい「服」はあるのか?担当者に聞いてみた。

リスト一式を新たに買わなくてもいい

――「服の備え」はきちんとバッグに入れて置く必要があるの? 非常食の「ローリングストック」のように、予備の普段使いの服をすぐ持ち出せるよう意識するだけではダメ?

地震や台風、集中豪雨など、突然の災害に見舞われ避難しなくてはならなくなった時のために、ご家庭で既に準備されている非常用の持ち出し袋などに「服の備え」を加えて、事前に備えておいていただくのが良いと、リストを監修いただいた高崎健康福祉大学の内田幸子教授からもアドバイスをいただいております。

――今回のチェックリストは年中対応?季節で変えた方がいいものはある?

「服の備えチェックリスト」に掲載されている9種類は、季節を問わず災害時に必要な服の備えとして準備したいアイテムです。

その中で、季節に応じてアイテムの入れ替えをしていただくことをおすすめします。例えば「アウター」に関しては、冬場は「保温性を高めるため、静止した空気を多く含むダウンジャケットなどの着用が効果的」と内田教授からもコメントをいただいています。

また、「長袖」に関しては、各自治体からも災害時には肌の露出を控え、怪我のリスクを減らすという観点から、長袖、長ズボンの着用が推奨されています。ユニクロの主な商品で言えば、夏場は長袖の「エアリズム」、冬場は長袖の「ヒートテック」など、アウターと同様に季節に応じたアイテムの見直しをしていただくのが良いと考えております。

――チェックリストの服はまとめてどのくらいの値段となる?

9種類のアイテムそれぞれで、選択する商品によって金額が変わるため一概には言えません。リストにあるアイテム一式を新たに買い揃えるというよりは、各ご家庭で既にお持ちの衣類から「服の備え」を準備するとともに、リストに照らして足りないものがないか確認するなどして活用いただければと思います。

替えの下着や靴下がない避難所生活は、期間が延びるほど大変になるだろう。災害の備えを用意するときは、このリストを参考に衣類も入れておいたほうがよさそうだ。

プライムオンライン特集班
プライムオンライン特集班

FNNプライムオンラインのオリジナル特集班が、30~40代の仕事や子育てに忙しい女性に向け、毎月身近なテーマについて役立つ情報を取材しています。