子猫がなついている様子が一枚で分かる画像がTwitterに投稿され、「かわいい」と話題になっている。

カラスにつつかれてる所を親父が拾ってきたんだけど、めっちゃ好かれてて笑った

東京で総菜店「あい菜家」を営む山本さん(@turi2018)が、このコメントと共に投稿した写真には、床に座り新聞を読む男性の肩に、安定した様子で乗っている黒い子猫の様子が。

新聞を読む男性の肩に乗る子猫
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男性は広島に住む山本さんの父親で、子猫はその父親が3月5日に拾ってきたのだそう。

家族のグループLINEに送られてきた父親と子猫の様子を微笑ましく感じた山本さんが、自身のTwitterに投稿していた。

安定した様子で座る子猫

大きな背中を怖がることなく、ちょこんと座る子猫の姿はとても可愛らしい。そして、父親も子猫を背中から下ろすことなく新聞を読んでおり、子猫への優しさを感じる。

Twitterでも「物凄く癒されました」「微笑ましい」「お父さん愛されてますね」などと、この様子に癒やされた人や「にゃんこは大きくなってからも乗ります」「ウチの猫もカラスから助けた」といった同じ経験をした飼い主からの反響が多くあり、22万以上のいいねが付いている(4月20日時点)。

当初、母親は反対していたが…

なお山本さんは、父親が子猫を拾ってきた時から、家族LINEでのやり取りをTwitterに投稿している。

おかんが黒猫を飼うことに…生き物を飼う大変さを知っていると拾い猫はなかなかね。
でも決まったなら我がファミリーに最大の愛を持って迎え入れようと思う 宜しく…あれ名前はまだか?

山本さんの家では、過去に犬を2匹・猫を1匹を飼っていた経験があり、愛した“家族”が亡くなってしまう悲しみが辛く、「もう次を飼うのはやめよう」と家族で話していた。そのために当初は、母親は子猫を拾ってくることに反対していたのだとか。

そんな中、父親が強引に家に連れて帰ってきたのが、この黒い子猫だった。普段はあまり強引でないタイプだという父親の行動に、山本さんたち家族は驚いたという。

山本さんも母親も世話をするのは好きなのだそうで、家に来た時点で家族の仲間入りは決定。今では母親がご飯やトイレの世話など一番かわいがっているのだとか。

3月5日保護された時の様子 ダンボールの中

実際のところ、子猫と父親の様子に関してどう思っているのか? まずは投稿者の山本さんに話を聞いてみた。


ーー子猫に父親がなつかれている様子を見てどう思った?

正直珍しいなと思いました。お父さんには申し訳ないんですけど。拾ってくるくらいなのでお父さんは動物が好きなんですけど、犬2匹と猫1匹飼った中で、今までこんなになついた子はいなかったなぁと、それが不思議でほほ笑ましくてツイートしていたんです。


ーーTwitterに多くの反響があるけど、どう感じている?

はっきり言って不思議ですし驚きでしかないです。みんな実感がなくて「え?なんであの写真が?」という感じなんです。「うちの猫も肩などに乗ります」といった投稿へのコメントがあるように、こういった様子は日常です。でも、こんな日常のささいな事がこんなに反響があるんだなと…。

今コロナで当たり前の生活ができない。そういう時だからこそ、こういった当たり前の感じに反響があったのかな?と思います。

子猫はお父さんの体を自由に上り下り

ちなみに、山本さんの母親は「今コロナ禍で世の中がギスギスしてるのにホロッとする」と、反響の大きさに、不思議に思いながらも感動しているとのことだ。

しかし、やはり気になるのは、どうして子猫を拾うことになったのか? 息子さんが驚くなつき方をされているという子猫を連れてきた本人の、山本さんの父親にも話を聞いてみた。

これはしょうがないと思い、家に連れて帰りました

ーーどういった経緯で子猫を拾った?

3月5日、仕事の合間にいつも弁当を買う所へバイクで行きまして、順番を待っていました。そうしたら片道一台ずつ通る道の約10メートル先に、何か黒いものがいるなと思って見ていたんです。

その黒いものはカラスと子猫で、そのうちカラスが歩道に上がっていきました。そのカラスは何もしていなかったのですが、2羽目のカラスが飛んできて子猫をつつき始めたのに気づき、危ないと思い、バイクですぐにそばに行ったんです。そうしたら子猫が私の方へ近づいてきて、カラスも上から様子を見ているし、場所が車も結構通る車道だったため、保護しました。


ーー保護した時は、会社に連れて行ったということ?

寄らないと行けない場所場所で飼える人がいないか聞きながら、会社に連れて帰りました。会社では子猫を大きなダンボールに入れてあげて見ていました。会社の職員にも飼えないか聞きましたが誰も飼えなくて、次の日が土曜日だったので、連れて帰らないとと思って連れて帰りました。

3月5日保護された当初のルルちゃん

ーー連れて帰る前に家族に連絡はしていた?

しました。「ダメ」と言われました。


ーー「ダメ」と言われたのに、なぜ連れて帰ったの?

電話で「ダメ」と言われたので、得意先などにも声をかけて「子猫を飼えないか?」「飼う人いないか?」と飼い主を探しましたけど、誰に聞いても飼えないと…。自分の家では前に野良猫を拾って21年飼っていた経験もあり、誰も飼えないというのなら、これはしょうがないと思い、家に連れて帰りました。

保護から3日目

ーー拾って帰ってきたときの家族の反応は?

最初は「ダメって言ったのに…」という感じでしたが、時間が経つにつれて、その晩には「しょうがないかな」という感じです。まさか連れて帰るとは思わなかったんでしょうね。


ーー連れて帰った時の子猫の様子は?

まず家に連れて帰って洗い、夜中はダンボールに入れて寝かせました。子猫は会社にいた時も家に連れて帰った時も、肝っ玉が大きくて元気で、音にも全然ビックリしない。あまり鳴かずに活発に動く感じです。

保護から4日目 元気に猫じゃらしで遊ぶ

保護された翌日に病院へ行き、1週間後に整腸剤を飲ませたりするに連れ、健康になっていったという。

新たな家族になった子猫の今

ーー新しい家族になった子猫について教えて。

名前は家内が決めて「ルル」とつけています。前に飼っていた猫が「リリー」という名前で、フーテンの寅さんのヒロインの「リリー」から名付けていました。そこから派生して、更に元気を与える薬みたいという話もあり「ルル」という名前になりました。

性別は女の子で、保護した時の体重が約350グラムだったので、生まれてから約1カ月経っていないと思います。病院の先生も小さいので薬などができないと言っていました。今が2カ月くらいです。

現在の性格は、子猫なので寝ている時が多いですが、動いているときは活発で走り回っています。会社に連れて行った時も家へ連れて帰った時も、最初から人見知りもしなくて、肝っ玉が大きく音にもびくともしません。掃除機にもびくともしないです。

箱で遊ぶのも好き

ーーいつも肩や体に乗ってくるの?

毎朝肩とかに乗ってきますね。新聞を読む私の日課に合わせて、乗ってくるのが子猫の日課になっています。乗ってくるからといって気遣ったりとかは気にしていないのですが、落ちそうにもなったりしないですね。

他にも座っていたら膝の上に来たりもします。あと、夜寝ていたら乗ってきますね。これは私だけでなく家内にも乗ってきます。夜なんかは大変ですよ、構ってほしいんでしょうね。

お父さんの肩へ上り遊んでいる様子

ーー普段は、どれくらい一緒にいるの?

ほとんど一緒にいます。私か家内が見ているようにしています。あと構わないとカーテンとかに(遊びに)いってしまうので、自宅を守るためにも構わないといけないです。猫じゃらしなんかで遊んでいますが、結構疲れますね。

足の上にも上る

Twitterという、そもそもよく分からない世界で盛り上がっているので…

ーー肩などに上ったりしてくる子猫の様子をどう思っているの?

かわいいですね。元気だな、好きにしてって思います。私自身が人並みより大きい(身長180センチ・体重約85キロ)ので、現在約700グラムの子猫も重くもないですね。一つの遊びみたいに思っているのではないでしょうか。


ーー実際、お父さんへの“なつき度”は高いと思う?

ご飯を食べさせてあげたりするのは家内がほとんどやるので…特別私がなつかれているわけではないと思います。

いっぱい寝て、いっぱい遊ぶ

ーーTwitterに多くの反響があると息子さんから聞いて、どう思った?

そもそもTwitterに投稿されるとも思ってなかったです。子猫を見せてあげようと思って、家族LINEにあげたので、私の方がビックリです。取材が来るくらいの反響になるとは…。

私はそもそもスマホや携帯を持っておらず、Twitterという、そもそもよく分からない世界で盛り上がっているので、どうしてこんなに反響が?とビックリしています。

4月19日時点の体長

仕事の合間に出会った迷子の子猫。カラスにつつかれていたという災難を乗り越え、今は幸せに家族と暮らしているようだ。これからの子猫の成長に対し、父親は「一番は元気に育ってほしい」と話している。

息子の山本さんへの成長報告として、現在も家族LINEで元気な姿を共有しているようで、山本さんが自身のTwitterに続報を投稿している。これからも子猫が、父親の体を自由に上り、楽しむ姿を見せてくれそうだ。

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