2月22日は「ニャンニャンニャン」の語呂合わせで「猫の日」。テレビ宮崎で過去に放送した映像の中から心に残るエピソードを紹介する。今回は、木に登ったまま降りられなくなった子猫の救出劇を振り返る。
高さ約11mでの救出劇
今から約32年前の1994年(平成6年)7月、宮崎県日南市で、生後9か月のオスのシャム猫が木に登ったまま降りてこなくなった。

登ってから2日間が経過し、近くの住民の心配も募る。当時の記録によると、日南市の最高気温は連日32℃を超えていた。「このままでは、暑さで死んでしまう…」
とはいえ、子猫がいるのは高さ11メートルの木の上。自力での救出は難しく、消防署に助けを求めることになった。

要請を受けた消防は、救助工作車で現場に到着。さっそく木にハシゴを掛けて、隊員が救出に向かった。

しかし、子猫は近づいてくる人間を怖がっている様子で、ニャーニャーと鳴きながら逃げるばかり。なかなか捕まえることができない。

木の下では、万が一、子猫が落ちてきた際に受け止められるよう、毛布が広げられた。

好物のイリコで子猫をおびき寄せようとしたり、仲間の猫を連れてきて降りるよう仕向けたりと試行錯誤を繰り返すが、救出作業は難航。

そして救出開始から約1時間後、隊員が棒を巧みに操って、ようやく子猫を保護することに成功した。

救い出された子猫は、無事に飼い主の元へ。抱きしめられると、安心したような表情を見せていた。
現場で見守っていた見物人からは「セミ取りに登ったのか」「高い所に涼を求めに行ったのか」と、安堵混じりのさまざまな声が聞かれた。
(テレビ宮崎)