飲み干せなかったスープを「固めて捨てる」

お湯を注いで3分、カップ麺と言えば日清食品の「カップヌードル」を思い浮かべる人も多いことだろう。手軽に作れてアウトドアでも重宝されるインスタント食品だが、食べ終わった後の“残り汁”は、どうしているだろうか?

残さず飲み干す人もいると思うが、スープが残ってしまった時は、そのままシンクに流しているという人も多いかもしれない。

そんな時に役立ちそうな、その名も「カップヌードル 残ったスープ固めるパウダー」が登場した。

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使い方はスープが残った容器に1袋の「残ったスープ固めるパウダー」を入れ、すぐに10秒ほどグルグルとかき混ぜるだけ。

スープの温度や量、味などによって固まるまでの時間は微妙に変わってくるとのことだが、次第にスープが固まり、容器と一緒に燃えるゴミとして捨てることができるようになるのだ。

このパウダーは小林製薬と共同開発したということで、商品CMには小林製薬のキャッチコピー「あったらいいな、をカタチにする」のパロディーで「なくてもええけど、をカタチにする」の文字が踊っている。

SNSでは「会社で食べるときにいいな」「これはキャンプで大活躍」「素晴らしい!」等の声が続々。ちなみに“スープは飲み干す派”の人たちからは「スープを固めて食べる用かと…」「とろみをつけてご飯にかけられるのかと思った」などの声も挙がっていた。

実はこの「残ったスープ固めるパウダー」だが、日清のオンラインストアで対象のカップヌードルを購入すると、1食ごとに1袋の合計1万包限定でプレゼントされるというキャンペーンが実施されていたのだが、3月29日の開始からわずか1週間で終了。その大人気っぷりに急遽、4月9日~4月25日までの期間限定で、キャンペーン第二弾が実施されることが決まったのだ。

ありそうでなかったアイテムの開発のきっかけは?実は「流しに捨てる」のはNG行為で、そこから生まれた商品なのだろうか。さっそく、日清食品にお話を聞いてみた。

「どこでも食べられる」ことが逆に…

――開発のきっかけは?

1971年9月18日に誕生した世界初のカップ麺「カップヌードル」は、今年で発売50周年を迎えるインスタントラーメンのNo.1ブランドです。お湯さえあれば、いつでも、どこでも食べられることから、ご家庭やオフィス、アウトドアなどさまざまなシーンでご利用いただいています。

こうした「食シーン」を選ばない便利さが支持される一方で、残ったスープの処理方法に困っている方が少なからずいらっしゃることも事実です。日清食品の社内では、以前から「カップヌードル」の残ったスープがアウトドアやオフィスで捨てづらいという問題があることを認識していました。そこで、スープを固める製品の開発を検討しました。


――どんな成分でスープが固まるの?

オムツによく使用されている高吸水性樹脂と、誤飲防止のために苦味剤を配合しています。
 

同社によると「どこでも手軽に食べられる」ことが魅力のカップヌードルだが、「残ったスープを簡単に捨てられない」所でも食べることができる、という悩みが開発のきっかけだったという。

確かに、オフィスでカップ麺を食べると、共有の給湯室に残ったスープを捨てると詰まりの元にならないか、もしくは汚してしまいそうでちょっと気が引けるという人も多いはず。さらに、ゴミを持ち帰る必要があるアウトドアではもっと大きな悩みの種だったに違いない。

紹介動画の中にはキャンプ場や職場、学校が登場していたが、様々なシチュエーションでのニーズにぴったり合ったアイテムが大好評となったのも頷ける。

こんなシチュエーションでも、もう安心(イメージ)

残ったスープは「流しに捨ててもOK」

ちなみに、インターネットで検索してみると、カップ麺の残り汁は「水で薄めて流しに捨てる」「新聞に吸わせて燃えるゴミとして捨てる」など様々な方法が見つかったが、日清食品としては「流しに捨ててもOK」とのことだ。


――流しに残り汁を捨てるのは、そもそもNGなの?

そのまま “流し”に捨てていただいても、「カップヌードル 残ったスープ固めるパウダー」を使って燃えるゴミとして捨てていただいても、どちらでも問題はありません。また、残ったスープの処理について、弊社が推奨している方法は特にございません。


――今後、単品で発売する予定はある?

現時点で販売の予定はございません。


――反響への感想は…

「こういうのが欲しかった」などポジティブなお声を多数いただいており、非常に喜んでおります。今後も、食に関連する課題については、例え小さなものだとしても、一つでも多く解決できるように努めていきます。


残念なのが、現段階では販売の予定がないということ。キャンペーン第二弾でプレゼントされる数量は現段階では公表していないということだが、その大好評っぷりから多くの人に"刺さった"アイテムであることは間違いない。

気になった方はぜひ一度、環境にも優しいこのパウダーを試してみていただきたい。

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