福岡県議会でまた大きな動きです。
自民党県議団の幹部に現金を渡したと告発した吉松源昭県議が、蔵内議長に対する「辞職勧告決議案」を県議会に提出しました。
◆吉松源昭県議(14日)
「蔵内議長を引き続き福岡県議会の代表として信任するのか、それとも信任しないのか、県議1人1人が態度を明確にするべきだと考えます。みんな『蔵内議長が怖い』で終わらせてはいけません。だからこそ私は今回辞職勧告決議案を提出することを決意しました。蔵内議長はもはや福岡県議会を代表する議長としての信任を失っていると私は判断しています」
吉松県議は14日午後、蔵内勇夫議長の「辞職勧告決議案」を福岡県議会に提出しました。
17日の臨時議会で採決されることを求めています。
決議案では、高額な海外視察を繰り返したことや、熊本地震の直後に「ネパールは天国だった」と発言したことなどを挙げ、議長職の辞職を勧告しています。
一方、蔵内議長は先日、取材に対し、こう答えていました。
<8月10日>
Q.議員辞職はもちろん否定する?
◆蔵内勇夫議長
「僕、何で(辞職)しなきゃいけないんだろうか。」
福岡県議会では、正副議長ポストをめぐる金銭授受疑惑や、高額とされる海外視察の問題など、蔵内議長の一連の対応にも批判が相次いでいます。
議会内からも「蔵内議長は自身の判断で身を引いてもらいたい」と自民党のある若手県議が話しているほか、「個人的には賛成だが今後の議会運営に影響がでないか心配」といった声がほかの会派から出ています。
揺れる福岡県議会ですが、蔵内議長と県が推進する「ワンヘルス」事業で新たな火種が…。
◆記者リポート
「こちらの奥にあるのが『ワンヘルスの森』として整備されている場所ですが、こちらで行なわれるツアーに、参加者に3万3000円が支払われるということです」
これは福岡県のホームページです。
10月に県が主催する、2泊3日の「森林浴モニターツアー」の開催を知らせるものですが、宿泊費や食事代などが無料なだけでなく、参加することで3万3000円がもらえるというのです。
県の担当者によりますと、ワンヘルス事業の1つで、森林浴の効果を科学的に実証するのが目的とされています。
(※県は8月3日付でツアー募集内容を掲載)
ただ、ワンヘルスといえばー
<8月7日>
◆服部知事
「行革審の答申を頂くまでは、今の段階で未着手の事業等については、当面凍結をしたいと思っている」
◆TNC 川崎健太記者
「今後、一連の事業を根底から見直していくという理解でよいか?」
◆服部知事
「もちろんです」
TNCの単独インタビューに対し、服部知事が未着手の事業については当面凍結する考えを示し、一連の事業を根底から見直すと説明していました。
『3万3000円』は、林浴の前後に採血や採尿などの測定に協力してもらうことなどに対する謝礼としています。
募集は8月3日から始まっていたということですが、知事の“凍結”宣言とほぼ同時期の募集に、今後 議論を呼ぶことになりそうです。
