冷えたビールを一日の楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。

アサヒビールでは「スーパードライ」を冷蔵庫で冷やすだけでなく、飲む直前に冷凍庫に入れる、「仕上げに3分冷凍庫DRY」という新しい飲み方を提案している。

たった3分“追い冷え”させるだけで、おいしさが格段にアップするそうだ。

その理由と、「冷え」を五感で味わうために実施しているさまざまな試みを、スーパードライ ブランドマネージャーの堀謙太さんに教えてもらった。

(聞き手:フジテレビ アナウンサー 藤井弘輝)

ビールに求める一番の価値は「冷え」

――まず、なぜ「冷やす」ことがビールにとって重要なのでしょうか。

私たちが2024年にお客さまへ実施した意識調査では、「生ビールに期待すること」という質問に、58.1%もの方が「よく冷えている」と回答されました。これは、2位以下の「泡立ち」(35.8%)や「鮮度」(35.0%)を大きく上回っています。

消費者は「冷え」こそビールの一番の価値と回答。 アサヒビール調べ
消費者は「冷え」こそビールの一番の価値と回答。 アサヒビール調べ

一般的に、冷えたビールは液中に炭酸がよく溶け込んでいて、飲むと炭酸刺激を強く感じます。つまり、冷えたビールほど“飲みごたえ”があるということです。

また、ビールは冷えているほど苦みを感じづらくなるという特性もあります。冷えたビールの方が後味がスッキリする、いわゆる“キレ”が増すのです。

アサヒビール株式会社 マーケティング本部 ビールマーケティング部 スーパードライ ブランドマネージャー 堀謙太さん
アサヒビール株式会社 マーケティング本部 ビールマーケティング部 スーパードライ ブランドマネージャー 堀謙太さん

お客さまは、こうした「冷え」がおいしさに直結することを直感的に把握していらっしゃるのだと思います。

だからこそ、私たちも「冷え」は単なる温度ではなく、ビールのおいしさを左右する本質的な価値の1つだと考えているのです。

――たしかに、冷えたビールは格別においしく感じます。

ただし、これはすべてのビールに当てはまるわけではありません。例えば、コクが特長のビールは冷やすと少し味わいがぼやけてしまったり、香りが特長のビールは香りを感じづらくなってしまうこともあります。

一方、スーパードライは飲んだ瞬間の飲みごたえとキレのよさが特長です。私たちは、それを「辛口」と表現しているのですが、前述した通り、冷やすとその特長がより際立ちます。

スーパードライは冷やすと「辛口」のおいしさが際立つ
スーパードライは冷やすと「辛口」のおいしさが際立つ

スーパードライは、「冷え」との親和性が極めて高いビールなのです。

「4℃未満」まで冷やすのがポイント

――具体的にスーパードライは何度まで冷やすと、よりおいしく飲めるのでしょうか。

私たちの研究所にいる専門パネリストによる官能テストと、一般のお客さまに試飲していただいた評価スコアをもとに解析したところ、4℃未満になると「辛口」の特長である飲みごたえとキレの良さが、より実感しやすいという結果が判明しました。

私は、スーパードライの「4℃の壁」と呼んでいます。

――現在販売されているスーパードライは、4℃未満になったことがひと目でわかるように、缶のデザインも工夫されているそうですね。

温度によって色が変化する“示温インキ”という特殊なインキで、缶の側面に「辛口カーブ」を描いています。

そのため、4℃未満になるとこの辛口カーブが青色に変化します。

常温のスーパードライと、4℃未満まで冷えたスーパードライの缶を見比べていただけると、違いがひと目でわかると思いますよ。

4℃未満に冷えたスーパードライ(左)は「辛口カーブ」が青色に変化
4℃未満に冷えたスーパードライ(左)は「辛口カーブ」が青色に変化

――色が全然違いますね!常温の方はうっすらした線ですが、冷えた方はしっかり青に変わっています。青い辛口カーブが“飲み頃”のサインということですね。では、自宅で「仕上げに3分冷凍庫DRY」する際の手順を教えてください

やり方は驚くほどシンプルです。

まずは、いつも通り冷蔵庫でスーパードライをしっかり冷やしておきます。

そして、飲む直前に冷凍庫に入れて3分待つだけ。

これだけで、よりおいしいスーパードライを味わっていただけます。

(※)冷凍庫には、20分以上入れないでください。他のブランド、缶以外の容器は冷やさないでください。凍結のおそれがあります。

――本当に簡単ですね!ちなみに、堀さんがご自身で実践する際に意識していることはありますか?

スーパードライを冷凍庫へ入れるときに、グラスも一緒に入れるのがお勧めです。冷たいグラスに注いだ方が、「冷え」が逃げにくく、よりおいしく飲んでいただけると思います。

「冷え」を五感で楽しむために開発した「キンキンタンブラー」

フジテレビ アナウンサー 藤井弘輝
フジテレビ アナウンサー 藤井弘輝

――冷えたスーパードライのおいしさを実感しやすいように、「キンキンタンブラー」というアイテムも開発されたそうですね。

キンキンタンブラーのポイントは3つあります。

まず、アルミ製なのでキンキンに冷えたスーパードライを注ぐと、手に持った瞬間に冷たさを実感できます。

アルミ製のキンキンタンブラーは手に持った瞬間に冷たさを実感できる
アルミ製のキンキンタンブラーは手に持った瞬間に冷たさを実感できる

さらに、飲み口を1.2mmと非常に薄口に設計していますので、唇に触れた瞬間から冷たさをダイレクトに実感できるはずです。

飲み口の厚さはわずか1.2mm
飲み口の厚さはわずか1.2mm

そして、このタンブラーも、缶と同じように示温インキで辛口カーブを描いているので、冷えると青色に変わり、飲み頃がひと目でわかるようになっています。

キンキンタンブラーも冷えると辛口カーブが青色に変化する
キンキンタンブラーも冷えると辛口カーブが青色に変化する

キンキンタンブラーを使えば、味覚や嗅覚、聴覚だけでなく、触覚や視覚でも、つまり五感すべてで冷えたスーパードライを楽しんでいただけると思います。

――ぜひ試してみたいですね。こうした「冷え」の取り組みに対して、消費者からの反応はいかがでしょうか。

おかげさまで大変ご好評をいただいております。

「冷蔵庫で1番冷える場所でスーパードライを冷やすようになりました」という声や、「やっぱりビールってめちゃくちゃおいしいということを、キンキンに冷えたスーパードライを通じて改めて実感しました」という、大変ありがたいお声も頂戴しています。

――今年の10月には酒税改正も控えています。

はい。これまでは価格も商品の選択理由の1つでしたが、酒税が統一されて価格差が縮小する中で、お客さまも「せっかく飲むなら本当にうまいものを」という気持ちで商品を手に取るようになると思います。

そのときに選んでいただけるブランドであるために、私たちは「スーパードライ」の本来の価値を明確にし、さらに磨きながら、今年10月をさらにおいしいスーパードライでお迎えしたいと思っております。ぜひご期待ください。

(左)アサヒビール株式会社 マーケティング本部 ビールマーケティング部 スーパードライ ブランドマネージャー 堀謙太さん (右)フジテレビ アナウンサー 藤井弘輝
(左)アサヒビール株式会社 マーケティング本部 ビールマーケティング部 スーパードライ ブランドマネージャー 堀謙太さん (右)フジテレビ アナウンサー 藤井弘輝

 

「アサヒスーパードライ」ブランドサイト