北陸地方では18日、春一番が観測されました。暖かい春はもう少し先ですが、乾燥した春の風が吹き、花粉症の人にとっては辛い時期を迎えます。村田光広気象予報士が、気象と飛散量の関係について解説します。
環境省は毎年、秋に数十本のスギの木を選び着花量を目視で確認します。その調査結果によると、今年の着花量は去年とほぼ同じで、例年よりやや少なくなっています。例年というのは、直近10年間の平均です。
ただし、実際に飛散する量は着花量だけでは決まらないこともあります。過去には着花量が少なくても大量飛散したことがあれば、着花量が多くても飛散量が少なかった年もありました。
民間の気象会社・ウェザーニューズの今年の飛散予測をみると、去年と比べて北日本や北陸は200%以上という所があります。
福井の飛散量は去年の120~150%とかなり多く、例年の2倍くらいの量になるかもしれません。
飛散が多くなる気象条件としては▼晴れて気温が高い日(晴れが何日も続くと更に多くなる)▼風が強い日▼雨が止んだ翌日の晴れた日(雨で地上に落ちた花粉が舞い上がり
飛散量が多くなる)となっています。
これから、この条件に合う日が多くなりそうです。
この先の気温の見通しは、北陸地方は2月後半、3月、4月と高温傾向が予想されています。
上空を流れる偏西風が北に偏って流れる傾向が顕著になると予想され、南から暖かい空気が流れ込みやすくなっています。
つまり、この先は気温が高く花粉が飛びやすい状況です。
週間予報では、19日から晴れる日が続き、週末は気温が上昇します。22日の最高気温は、福井で19度と4月中旬並みの予想です。南風も強まり、場所によっては飛散が始まるかもしれません。
来週は雨の日が多くなるので本格的な飛散はもう少し先になりそうですが、対策が必要となりそうです。