特別国会が18日、開会しましたが、衆議院で圧倒的な議席数を獲得した高市政権に対し、野党からは予算審議をめぐって懸念の声も上がっています。

国会前から江川記者が中継でお伝えします。

◆江川夕月記者(中継)
今回の衆院選で歴史的圧勝となった“高市自民党”ですが、 その勢いは意外なところにも表れています。

国会の近くにある土産物店では、クリアファイルなどの「高市グッズ」が販売されているんですが、 一部品切れが出るなど歴代総理よりも売れ行きがいいそうです。

ここでも改めて高市人気を肌で感じることができました。

特別国会の初日となった18日、国会議事堂には午前8時の開門とともに緊張した面持ちの新人たちが続々と入り、国会議員としての第一歩を踏み出しました。

午後からの本会議で行われた首相指名選挙では高市さんが再び首相に選出され、今後の焦点は物価高対策などを盛り込んだ新年度予算案の成立時期に移ります。

衆院選の実施によって予算案の年度内成立は困難になったと言われていましたが、高市首相は18日の自民党の総会でも「年度内の成立を目指す」と強調しました。

これを受け福岡11区選出の自民党、武田良太衆院議員は「予算と関係のない話題で審議をストップさせないでほしい」と野党側をけん制しました。

◆自民党 武田良太衆院議員
「やはり今の物価高と国民生活を考えたときに(予算の)年度内成立を目指すというのは政治家として当たり前の価値観だと思うので、例えば本題と関係ないところで審議を野党からストップされたり、そうしたことは野党の方もしっかりと見識を持っていただきたいと思います」

一方、福岡の小選挙区で唯一自民候補を破って当選した無所属の緒方林太郎議員や、
野党側の議員は与党が数の原理で押し切ろうとすることに対し 警戒を強めています。

◆無所属 緒方林太郎衆院議員
「最後、採決に持っていけば何でも通せるというのは、それはその通りなんですよね。野党側の世論を喚起する力ですよね。論戦力ですよね。それが問われると」

◆国民民主党 許斐亮太郎衆院議員
「(予算の)年度内成立も大切だと思う一方で、それを通すために審議時間を短くするっていうのは、やはり今回122兆円の大型予算なので、それを審議不十分なまま通してしまうっていうのはちょっと違和感がある」

第2次高市内閣は18日夜にも発足する見込みで、 国民から熱狂的ともいえる支持を得る高市首相が今後どのような国会運営をするのか注目されます。

◆川崎キャスター
高市首相が圧倒的な数の力を手にした状態で国会の運営をスタートさせました。

焦点の1つは消費税の減税で。選挙の公約で食料品の消費税率2年間ゼロの検討を加速すると掲げましたので、 どう具体的に進めていくかという段階に入ります。

高市首相は今後、超党派の国民会議で夏前に中間の取りまとめを行い、秋の臨時国会に関連法案を提出したいという考えなんですが、問題は財源です。

社会保障費にも充てられる年間5兆円という国家収入が全部ぽっかり空くわけですから、自民党内でも慎重論がくすぶっているとされています。

さらにこれだけ一強となりますと、かつての石破さんのように党内野党も目立ってきそうです。

これからが実質的な高市政権のスタートと言え、その手腕に注目したいと思います。

テレビ西日本
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