小国町発注の公共工事をめぐる贈収賄事件で、贈賄の罪に問われている建設会社の元社長の初公判が17日開かれ、元社長は起訴内容を認めました。
検察が懲役10カ月を求刑した一方で、弁護側は「社会的制裁を受けている」などとして寛大な判決を求め、裁判は即日結審しました。
起訴されているのは小国町の建設会社『伊藤組』の元社長、伊藤 英志 被告(60)です。
贈賄の罪起訴状などによりますと、伊藤被告は収賄の罪で起訴されている町の前の建設課長、小野 昌伸 被告(61)が公共工事の指名競争入札に小国町建設業協会に所属する『伊藤組』など9社を選定したことなどへの謝礼として飲食代金や宿泊代金、合わせて52万円相当の接待をした罪に問われています。
16日の初公判で伊藤被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
一方、検察は冒頭陳述で「伊藤被告は指名競争入札に参加する業者の選定について意見を述べる権限があった小野被告に対し、今後も有利な取り計らいを受けたいなどと接待した」と指摘。
その後、懲役10カ月を求刑しました。
一方、弁護人は「県や町が『伊藤組』に対し、指名停止措置を行っていて被告は、社会的制裁を受けている」などとして寛大な判決を求めました。
判決は4月13日に言い渡される予定です。