ミラノ・コルティナオリンピック、フィギュアスケートペアフリーで歴史的瞬間が生まれました。
世界歴代最高得点で日本史上初の金メダルとなった三浦璃来選手(24)、木原龍一選手(33)の“りくりゅう”ペア。
表彰式後のインタビューで「ずっと泣いてるんですよ。いつも引っ張ってくれる龍一君が。だから今回は私がお姉さんでした」と語った三浦選手。
見えてきたのは2人の厚い信頼関係でした。
前日のショートプログラムでは、リフトでまさかのミス。5位と出遅れました。
その後、取材に答えていたのは三浦選手1人。
木原選手は言葉にすることができなかったのです。
2025年12月の全日本選手権では、2人をアクシデントが襲いました。
直前の6分間練習で三浦選手が左肩を脱臼。
応急処置を受けすぐリンクに戻りましたが、その舞台裏では、三浦選手がトレーナーに「もし演技中(肩が)外れたらどこ押せば良い?自分で戻す」と確認する場面も。
そして、木原選手が「大丈夫(肩は)外れない。おれが引っ張らないようにする。けがすることにフォーカスしない。できることにフォーカスしよう。それだけのことをやってきたから、自信持っていこう」と声をかける様子もみられました。
本番までの約5分間、「できることを信じよう。絶対できるから。絶対(肩は)外れない」と木原選手は三浦選手を励まし続けていたのです。
すると、大技を次々と成功させ、国際スケート連盟非公認ながらもショートプログラムの世界歴代最高得点をたたき出したのです。
互いに支え合って逆境を乗り越えてきた“りくりゅう”ペア。
そして、ショート5位で臨んだ17日のフリーでは、世界歴代最高得点となる158.13で大逆転。
金メダルに輝きました。
表彰式前、カメラは三浦選手が「今までやってきたことはウソじゃなかった。朝みたいに泣かないの!男なんだから」と声をかける場面を捉えていました。
三浦選手からこう言われていた木原選手ですが、金メダルを手にすると、またまた涙が込み上げた様子。
表彰式後、「こんなに泣いてる龍一君は本当に初めて。ここは私が強くなるしかねぇって思って。涙がうれし涙に変わって私はうれしい」と語った三浦選手。
木原選手は「きょう2リットルぐらい涙出たかも」と話していました。