第64回延岡西日本マラソンが2026年2月8日に開催され、SGホールディングスの川端千都選手が自己ベストを大幅に更新する2時間10分27秒でマラソン初優勝を飾った。一方、今大会がラストランとなった旭化成の村山謙太選手は、沿道の声援を受けながら13位でフィニッシュ。競技生活に終止符を打った。
過去最多エントリー、序盤はハイペース
2月8日、宮崎県延岡市で「第64回延岡西日本マラソン」が開催された。

大会には過去最多の男女合せて789人がエントリー。レースは気温1度、強い風が吹くコンディションの下、午前8時35分に延岡市役所前をスタートした。

スタート/フィニッシュは、宮崎県北部の工業都市、延岡市。延岡市役所前をスタートしたランナーは、市街地を南下し、東九州の大動脈、国道10号線に合流。魚の町、門川町に入ると15キロポイント。ランナーたちはさらに南下し、折り返しは日向市の中心街、原町交差点。

30キロを過ぎて待ち構えるのが、勝負の行方を大きく左右する「船越峠」数々の駆け引きを生んできた長い坂道を登り終えると、再び延岡市へ。栄光のフィニッシュ地点に最初にたどり着くのは、誰なのだろうか。

追い風となった前半は、20人を超える先頭集団が大会記録を上回るペースでラップを刻んだ。実況は「先頭集団が15キロを45分51秒で設定よりも速いペースで通過」と伝えた。

この大会がラストランとなる旭化成の村山謙太も先頭集団の中でレースを進める。

実況:
今、先頭集団が折り返して行きました。180度向きを変えて再びフィニッシュ地点のある延岡市へと向かって行きます。

向かい風となった後半、力走する村山選手に家族が沿道から「謙太ファイトー」と声援を送る。

しかし、ペースメーカーが外れたあとの34キロ、村山選手は先頭集団から遅れ始め、差が開いてきた。
仕掛けたのは川端選手

先頭集団が絞られてくる中、レースが大きく動いたのは37キロ過ぎだった。
実況:
川端が前に出たところで…川端が差を広げてきました。川端がここで仕掛けています。
大会2度目の出場となるSGホールディングスの川端千都選手がスパートし、後続を引き離した。
実況:
38キロから39キロ2分58秒。一気にペースを上げました。

実況:
SGホールディングスの川端千都、今ガッツポーズトップでフィニッシュ! 川端選手は自己ベストを5分近く縮める2時間10分27秒でマラソン初優勝を飾った。

SGホールディングス 川端千都選手:
率直にうれしい。今回のレースは自己ベストの更新を目標に走っていたけど、後半思ったより余裕があったので、ラスト5キロ勝負をしてみようと思い切っていった。

そして、今大会がラストランとなった旭化成の村山選手は、2時間14分4秒で13位となり、現役最後のレースを終えた。

旭化成 村山謙太選手:
みなさんに感謝の走りをしたいと思って、力強い走りができたらと思っていたけど 逆に最後の最後はみなさんに「ありがとう」とか「頑張れ」と力をもらって、結局自分は恩返しの走りができたのかなと思いながら…でも最後までゴールをめざして走ろうと思っていたので、みなさんのおかげでゴールできて本当に良かった。

村山選手は、「家族には自分が競技しやすい環境を整えてもらっていたので本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と話した。

8位までの結果は以下の通り。
優勝 川端千都(SGホールディングス) 2時間10分27秒
2位 大橋秀星(小平市陸上競技協会) 2時間11分01秒
3位 山口翔輝(創価大学) 2時間11分02秒
4位 鎌田航生(ヤクルト) 2時間11分18秒
5位 池田勘汰(中国電力) 2時間11分21秒
6位 河北竜治(Nexus)2時間11分53秒
7位 中村海斗(青山学院大学)2時間12分04秒
8位 福本真大(クラフティア)2時間12分18秒
(テレビ宮崎)