熱戦が続くミラノ・コルティナ五輪。丸山希選手(27)が日本勢第一号となるメダルを獲得した。大けがを乗り越え、つかんだ銅メダル。地元・長野県野沢温泉村も歓喜に沸いた。
地元・野沢温泉村が沸く!
実況:
「メダル確定、丸山希」
地元も沸く!
大けが乗り越え、天国の母に捧ぐ銅メダル。
丸山希選手(27):
「ここまで来るのにすごく時間がかかりましたし、それでもこうしてメダル手にすることができて自分の一つの夢をかなえることができて幸せです」
2月8日未明、丸山選手の地元・野沢温泉村ではパブリックビューイングが開かれ村民ら約100人が集まった。
(リポート)
「時刻は午前3時ですが、地元・野沢温泉村では多くの住民が集まり声援を送っています」
初の五輪を楽しんで!
1回目、丸山選手は97メートルを飛び3位につけた。
ジュニア時代のコーチ・笹岡洋介さん:
「期待するのはメダルですが、普通に楽しんでいつものジャンプをしてもらい、楽しんで飛んでもらえれば大丈夫です」
中学校まで同級生・東沢優輝さん:
「結果も大事だが、五輪でしか感じられないものを感じ取って楽しんできてほしい」
子どもの頃から丸山選手を知る人たちが願うのは、結果よりも初の五輪を楽しむこと。多くの苦難を知っているからだ。
高校3年の時、母を亡くす
小学4年の時にジャンプを始めた丸山選手。着実に力をつけていった。
しかし、高校3年生の時に母・信子さんを病気で亡くした。
天国の母のためにも世界のトップになろうとさらに成長していくが、再び悲劇が襲う。
北京五輪前の2021年、着地の際に膝に大けがを負い、代表入りはかなわなかった。
ただ、心は折れずこの4年間、必死に努力し、今回の代表入りをつかみ取った。
「取ったよ」と報告したい
運命の2回目―。
100メートルのビッグジャンプ!
見事、銅メダルを獲得。
今大会、日本勢メダル第一号となった。
丸山希選手:
「けがをする前までの道のりも含めて、ここに立つまでに支えてくれる人がいるからこそメダルを取れたので一人一人に感謝を伝えたい。母もまさか私が五輪のメダリストになるとは思っていなかったと思うので、『取ったよ』と帰ったら報告したい」
ジュニア時代のコーチ・笹岡洋介さん:
「小さいころから教えてきた子どもがメダル取れたので本当にうるっときた」
中学校まで同級生・東沢優輝さん:
「最高でした。本当にうれしいです。(帰ってきたら)『お願いメダル触らせて』って言います(笑)」
丸山選手の父親・守さん:
「家内が亡くなってから自分でやる気になったと思います。それが土台になって今があると思います。ようやくたどり着いた五輪で初戦でメダル取れたことが本当にうれしい」
初の五輪でメダルを獲得した丸山選手。団体混合、ラージヒルにも出場する予定だ。
