野球日本代表「侍ジャパン」のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けた宮崎合宿が14日から始まる。米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手が13日、アドバイザーとして宮崎に到着し、全国から集まるファンの熱気は最高潮に達している。宮崎県内ではホテルが満室に近く、交通機関も臨時便を増発するなど、経済効果への期待も高まっている。
ダルビッシュ投手 アドバイザーとして宮崎入り
WBCに向けて行われる侍ジャパンの宮崎合宿が14日から始まる。

アドバイザーとして参加する米大リーグ・パドレスのダルビッシュ有投手が13日午後、チャーター機で宮崎空港に到着した。
ダルビッシュ投手は去年10月に右肘の手術を受けたため、今回は選手としてプレーすることはない。しかし、これまでに2度WBCに出場した豊富な経験を生かし、アドバイザーとして宮崎合宿からチームに合流し、チームを支える。
合宿準備着々、高まる期待
侍ジャパンがキャンプを張るひなたサンマリンスタジアム宮崎では、14日から始まる合宿を前に、ブースの設営や看板の設置など、着々と準備が進められている。

WBCに向けた宮崎での事前合宿は今回で5回目となり、14日から24日までの11日間、実施される。22日と23日には福岡ソフトバンクホークスとの壮行試合も予定されている。

13日、スタジアム周辺には、写真を撮るファンの姿が見られた。熊本県から訪れたファンは「下見をしなければと思い、そのつもりで来た。明日早くから見に行きたい」と話し、別のファンも「初めてなので楽しみに来た」と語った。
ホテル稼働率9割超、経済効果に期待
宮崎市に2泊するというファンに宿泊費を尋ねると、「40,000円から50,000円くらいで、2人分だった。高かった」との答えが返ってきた。

県庁近くのケイズストリートホテル宮崎では、侍ジャパンの合宿期間中、156室ある客室の稼働率が90%を超え、満室に近い日もあるという。

瀬戸口英明総支配人は、「11月の秋季キャンプも忙しかったが、あすからのWBC合宿期間の方が大幅に忙しい。2月は全国的にも珍しく、潤っているというか、忙しい時期だと考えている。これをチャンスと捉えて取り組んでいる」と話した。

普段は1日の営業を約30人の従業員が担うが、合宿期間中は約50人とほぼ全員が出勤し、フル稼働で全国のファンを迎え入れる。
交通機関も臨時便で対応
宮崎交通は、合宿期間中、宮崎駅と県総合運動公園を結ぶ臨時バスを運行する。

臨時バスは、宮崎駅を午前9時から正午までの間に随時出発し、県総合運動公園を出発する便は午後2時以降に運行され、宮交シティなど5つの停留所に停車する。前回、2023年の侍ジャパンの合宿では、約19,000人が利用したという。

宮崎交通乗合部の馬籠剛史課長は、「侍ジャパンを皆様と盛り上げていきたい。県内外から訪れるお客様への移動手段として、利用してほしい」と呼びかけた。
WBCは、3月5日に東京ドームで1次ラウンドが開幕する。
駐車場・交通情報

ひなた県総合運動公園内の駐車場は、14日と15日、さらに21日、22日、23日は有料となり、駐車整理券が必要となる。

土日祝日は、ミネックススタジアム、宮崎大学木花キャンパス、県消防学校にも臨時駐車場が設けられ、駐車整理券とシャトルバス乗車券がセットになったチケットが販売されている。

いずれもローソンチケットでの事前購入が必要で、壮行試合のある22日と23日は完売した。宮崎市役所の河川敷にも臨時駐車場が開設され、チケットが販売されている。

JR九州は、キャンプ期間中、宮崎駅と木花駅、南宮崎駅と木花駅の区間で、臨時列車を運行する。木花駅では交通系ICカードが利用できる。
(テレビ宮崎)