「高市人気」を追い風に、自民党の歴史的大勝で幕を閉じた今回の衆院選ですが、大分3区で11回目の当選を決めたベテラン岩屋毅さんにとっては異例の選挙戦となりました。

その戦いぶりを振り返ります。

◆自民 岩屋毅さん(68)(別府市2月7日)
「今回の選挙は、ある意味で一つ異質な選挙でもありました。ネットの中で全く事実に基づかない誹謗中傷を繰り返されました」

投開票日の前日、地元・別府市で最後の集会を開いた岩屋さん。

外務大臣や防衛大臣を歴任してきた自民党の重鎮ですが今回は過去の選挙とは全く違う状況に…。

外務大臣時代に中国人向けの短期ビザの緩和措置を発表したことへの批判。また、イスラム教徒向けの土葬墓地建設をめぐり「国が関与すべき」と主張したことが「建設推進派」と受け止められ真偽不明の投稿やバッシングがSNS上で拡散されました。

陣営は対応に追われ「デマが飛び交っている」として岩屋さん本人の主張を動画で配信。

■岩屋氏の動画
「中国のビザの話ですね。これは多分に誤解を含んでいる話だと思う」

終盤には、事実に基づかない誹謗中傷などが確認されているとして、声明も発表しました。

さらに今回、大分3区には4人の新人が出馬し、“岩屋包囲網”とも言われました。

◆無所属 平野雨龍さん(32)
「岩屋毅さんに勝つためにこの選挙に立っている」

◆保守 岩永京子さん(64)
「日本をダメにしてしまう政治家を長年国政に送り続けた」

4人の候補のうち3人が保守系の新人で岩屋さんに集まっていた保守票が奪われる状況に…。

こうした逆風の中、地域を回って支持を訴え続け異例の選挙戦を終えた岩屋さん。その結果…。

◆自民 岩屋毅さん(2月8日)
「一番厳しい難しい戦いでございました。ネットの中でのいわれのない誹謗中傷を受けながらも私を信頼していただいたそのおひとりおひとりのお力のおかげでございます」

次点の候補に7000票余りの差で勝利し議席を死守。

支持者と喜びを分かち合いました。

当選から一夜が明け岩屋さんは会見で選挙期間中のSNS上での投稿について次のように話しました。

◆自民 岩屋毅さん
「言論の自由はできるだけ確保されないといけないと思っている。選挙期間中の一定の合理的な規制はあってしかるべきではないかと思う」

「高市旋風」が吹き荒れた今回の衆院選。SNSなどネット上の盛り上がりが選挙への関心を高めることに一役買っていることも事実です。
一方でSNS上にはウソの情報も散見されることから信頼できる発信源かどうか確認することがとが大切です。

テレビ大分
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