日立製作所の自動車部品メーカー「日立Astemo(アステモ)」は19日、定期検査の未実施や、顧客に無断で製品の仕様を変更するなど、不適切行為についての調査結果を発表した。
2021年12月に、国内の2拠点で車のブレーキなど約1000万個の製品が不正に出荷されていたと発表していたが、追加の調査で国内外15拠点で電車の連結部分やブレーキなども含む約2億個の製品が不正に出荷されていたことがわかった。
日立Astemoは「安全性および性能に問題はないと判断している」、「道路運送車両法等への法令違反として認識しているものはない」と説明しているが、一部の製品では40年前から不適切行為があったとしている。