たしかに、あまりに普通の靴なのでおしゃれに見せるにはテクニックが必要になります。
しかし、裏を返せばそれは移り変わりが激しい“トレンド”のアイテムではなく、いつ履いても古く見えない“ベーシック”なアイテムということ。
癖が無くてどんな服にも馴染みやすいというメリットもあるので、休日はいつも同じ靴を履くという人には最適なのです。
どれか一足でも備えておけば、よほど風変わりなデザインの服を選ばない限り休日スタイルを普通な印象にまとめられるでしょう。
ダッドスニーカーは“ブラック”一択
一方、お勧めできないのが数年前から流行っている「ダッドスニーカー」。
これは名前の通りダッド=お父さんが履いていそうな、底が厚くてボリューム感があるスニーカー全般を指します。
すでに流行のピークは若干過ぎていますが、根強い人気があって今でもたくさんのショップで売っています。
ただそれが落とし穴!
おしゃれに興味がない男性がうっかり手にしてしまう可能性も少なくないのです。
ダッドスニーカーは、本来おしゃれな人があえて足元だけ力の抜けた雰囲気を演出する“外し”のアイテム。
服にこだわらないダッドがダッドスニーカーを履いてしまうと、ダサいダッドに見えがちなのです!
“外し”て見えるのと“外れ”て見えるのは別物。おしゃれに興味がないパパさんには履かせない方がいいでしょう。。
ただし、「オールブラックカラー」なら話は別。アッパーもひももソールもすべてブラックで統一されているダッドスニーカーであれば、ダサく見える心配はありません。
むしろ、ボリュームがあってトレンドにマッチしているけれどスマートに見える。合わせる服も選ばないし、一足備えておくと重宝すると思います。
靴はセンスの写し鏡。
靴さえ“無難”ならよほど服の選び方や着こなし方を間違えない限り、ダサく見えてしまう心配もありません。
パパさんの服装に不満を感じている人は、ぜひ「白いレザースニーカー」か「白か黒のキャンバススニーカー」、「オールブラックのダッドスニーカー」を買ってあげてください。
吉村祥吾(よしむら・しょうご)
2015年から雑誌、広告、カタログ、タレントのスタイリングと幅広く活躍する人気スタイリスト。とくにメンズファッションに精通し、トレンドに流されず長い期間使える服選びや、誰でもまねしやすい着こなし方を提案している。
