1月27日に公示、2月8日投開票の衆議院選挙に向け、福井県選挙区選出の立憲民主党の現職議員2人が離党し、公明党との新党「中道改革連合」から出馬することを表明した。2人はそれぞれ、県組織の総支部長に就任。両方の政党からの支援を受けることになる。
両政党から支援を受け衆院選へ
新党「中道改革連合」の結成を受けて、立憲の県連と公明の県本部が20日、共同で記者会見を開いた。
福井1区選出の立憲民主党・波多野翼議員と福井2区選出の同党・辻英之議員は、ともに20日に離党届を提出し「中道」から出馬することを表明。
波多野氏は「けさ入党届を出した。改めて福井の生活者の声を国に届けていきたい」とした。
一方の辻氏も「立憲民主党と公明党が、まさに対話と丁寧な合意形成の末に紡ぎ出した『中道』という衣をまとうと私は決意した」と述べた。
衆院選にあたって、選挙の受け皿となる「中道」の県組織も設立され、波多野氏は1区の、辻氏は2区の総支部長に就いた。
立憲と公明は政党としては存続するため、2人は両方の政党から支援を受ける形だ。
立憲は「原発ゼロ」路線だったが…中道は再稼働「容認」
過去の選挙で鋭く対立してきた立憲と公明。今回の合流について公明党福井県本部の西本恵一代表は「まずは、しっかりと公明党の支持者に説明する必要がある。与党の時に、立憲に対して過去の民主党政権時代のことも言いながら批判してきたところもある」とした。
立憲と公明は与野党の立場で、これまで激しく対立してきた経緯がある。
果たして今後、融合できるのかについて波多野氏は「前回衆院選からの1年2カ月で情勢は大きく変わった。一つの目標に向かって一致団結できると思う」とした。
福井に大きく関わるのが「原子力政策」だ。立憲は「原発ゼロ」を目指してきたが、中道は「再稼働容認」に転じた。
国内最多の原発立地地域である福井2区の辻氏は「原発ゼロという言葉は消えたが、将来的に依存しない社会も目指すという中道の方針と齟齬(そご)はない」と答えた。
福井1区4人、福井2区3人が立候補を予定
次期衆院選・福井県内の選挙区では、1月20日時点で以下の7人が立候補を予定している。
【福井1区】
自民党・現職の稲田朋美氏
中道改革連合(立憲)・現職の波多野翼氏
国民民主党・新人の山中俊祐氏
参政党・新人の藤本一希氏
【福井2区】
中道改革連合(立憲)・現職の辻英之氏
無所属(自民党会派)・現職の斉木武志氏
自民党・新人の山本建氏
衆議院は1月23日に解散。選挙は27日に公示され、2月8日に投開票される。
