総務省が発表した家計調査によると、福井市はコロッケの消費金額が今年は全国2位でしたが、3年平均で見ると全国1位とトップクラスで、私たちの食卓には欠かせないメニューです。このコロッケ人気に応えようと、坂井市に本社がある小売り大手のPLANTでは6日、新たなコロッケを発売しました。
原渕由布奈アナウンサー:
「売り場の一画を占めているのが、きょうから発売の牛肉コロッケです。見てください、この大きさ!なかなかないサイズ感です」
PLANTではすべての店舗でジャガイモがメインのコロッケを1個39円(税抜き)で販売。手頃な価格とあって全店舗で合わせて1日約1万個を売り上げる人気商品の一つです。
そして今回“牛肉入りコロッケも食べたい”という客の要望に応えようと、2年かけてコロッケの新商品を開発しました。それが「味自慢 牛肉コロッケ」(税抜き150円)です。
目指したのは肉の専門店レベルの味。開発担当者は「通常、スーパーの牛肉コロッケは肉の割合が8%の所、17%入れた。食卓の主役になるようなコロッケというテーマもあり、ジャガイモのホクホク感を出すためにも大きく」工夫したと話します。
ジャガイモは北海道産にこだわり、粗目につぶしてホクホク感を出しています。
原渕由布奈アナウンサー:
「揚げたてをいただきます。サクサク!ホクホク感のあるジャガイモに肉の旨味と玉ねぎの甘味が詰まっています」
発売日の6日、売り場に並んだ牛肉コロッケは次々に売れていました。
買い物客は―
「コロッケは結構買います。(牛肉入りは)いつもより大きいですね」
「すごく大きいし、北海道産じゃがいもって書いてあったので…」
総務省が発表した家計調査によると、福井市は「コロッケの消費金額」が3年平均で全国1位となっっています。
なぜ、福井ではコロッケが人気なのか。地域経済を専門とする仁愛大学の南保勝特任教授の分析では▼共働き世帯が多く総菜がよく買われること▼精進料理の影響で油揚げなど揚げ物を好む食文化があることが理由ではないかとしています。
さらに南保教授は最近の「物価高」も背景にあると指摘します。「物価高の中で、他の食材に比べると相対的に求めやすい価格になっていることも、コロッケが売れる要因。いざという時はコロッケでしのげるという…」
実際にプラントでは、物価高でもこの1年でコロッケの売り上げが10%ほどアップしていて、年代や性別を問わず、おかずだけでなく、おやつとしての需要もあるといいます。
福井の食文化として根付くコロッケ。これからも私たちの食卓の“支え”となりそうです。