共通の組み合わせで売上2倍?

この実験は一般社団法人リテールAI協会の分科会として、トライアルのほか、日清食品やメルシャンをはじめ飲料や食品、日用品メーカーなど8社が参加した。数万の商品の説明文を、AIの自然言語処理の技術を使って「素材重視」「健康・栄養」「濃厚」など17に分類。32のレコメンド商品に対し、特徴の分類に応じた約700の組み合わせを登録した。

特徴が共通する商品の組み合わせとそうでないものを表示したが、共通の組み合わせのほうが売上が2倍になった事例もあったという(※1)。

2023年10月には、スマートショッピングカートを「Skip Cart」と名付けて世界展開を目指すと発表した。店内にインストアアイネージ(電子看板)も数多く設置し、メーカーと組んで商品PRを積極的に行い、衝動買いを誘う。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)は、店頭の約40インチのデジタルサイネージとAIカメラを使い、新たな販売促進策を展開している。動画の視聴人数や視聴時間、性別、年齢層を計測し、売り場や時間帯、店舗ごとに流す映像を随時変更する。来店客に合った商品情報や料理レシピ。生活情報などを配信し、買い上げ店数の向上につなげている。

この仕組みはUSMHが独自開発したもので、「イグニカサイネージサービス」と名づけて同業他社への販売も行っている。映像コンテンツは食品メーカーの新商品紹介などもあり、広告収入を獲得する手段としても活用する。