秋田県男鹿市の男鹿水族館GAOのホッキョクグマ「モモ」が4日、双子の赤ちゃんを出産しました。モモが出産するのは初めてで、GAOでは親子3頭の様子はしばらくモニター越しに観察していくことにしています。
4日午後5時36分ごろの映像を見ると、男鹿水族館のメスのホッキョクグマ「モモ」は落ち着かない様子。すると、モモが1頭の赤ちゃんを出産しました。そこから約40分後の映像では、モモのかたわらに赤ちゃんがいるのがわかります。
モモはさらに午後8時24分ごろに、もう1頭赤ちゃんを出産しました。モモは初めての出産で双子を授かりました。
モモは大阪の天王寺動物園で生まれ、静岡の浜松市動物園で育った11歳。2024年3月に男鹿水族館にやってきました。
2025年1月下旬から5月末までオスの豪太と同居し、この間に複数回の繁殖行動が確認され、10月から出産準備に入っていました。
GAOによりますと、赤ちゃんの所有権は、第1子がモモの所有権のある浜松市動物園に、第2子は男鹿水族館にあるということです。
ホッキョクグマは、巣穴の中で子グマが移動できるようになってから親子で外に出てくるということで、モモと双子の赤ちゃんはしばらくモニター越しでの観察が続きます。
赤ちゃんの公開時期も未定で、早くても2026年に入ってからになるということです。
2頭がすくすくと育ち、男鹿水族館の新たな人気者となることを期待したいですね。