射水市消防本部はボランティア団体の口座などからおよそ82万円を着服していたとして、30代の男性主任を5日付けで懲戒免職としました。
着服が発覚したのは、射水市消防本部の事務局の会計を担当する30代の男性主任です。
射水市消防本部によりますと、今年5月、男性主任は準公金にあたる一般の人から募った寄付や県の補助金などを管理するボランティア団体の口座から本来買うはずの物品を購入せずに23万円あまりを着服したということです。

他にも去年9月から11月に職員の任意団体の口座からも引き出すなど、これまでにあわせて82万円あまりを着服していたということです。
今年9月から複数回にわたって金融機関から問い合わせがあり、不審に思った上司が確認しようとしたところ、金庫に保管しているはずの通帳が無く、男性職員が自宅に持ち帰っていたことから着服が発覚しました。

消防は買った物品や領収書の確認を怠ったとして、今後は通帳の管理を複数人で行うなど徹底したいとしています。
射水市消防本部は男性主任を5日付けで懲戒免職処分にしましたが、着服した金は全額返済されたことから、刑事告訴はしないとしています。
(富山テレビ放送)
