24歳の誕生日を迎えられた天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。
今から22年前、2歳の誕生日を迎えた平成15年には、お住まいの東宮御所で愛子さまをやさしく見守る当時の皇太子ご夫妻のご様子がご近影として公開された。
今回は、2003年12月7日に放送された「皇室ご一家」(第1252回 愛子さま2歳の誕生日)を振り返る。
なお、本記事は当時のナレーションをそのまま記載。両陛下を「皇太子ご夫妻」などと記載する。
愛子さま2歳に
皇太子ご夫妻の長女、敬宮愛子さまは、平成15(2003)年12月1日、2歳の誕生日を迎えられました。
11月25日現在、愛子さまの身長は85.4センチ、体重12.5キログラムで、夏に風邪をひいてからは病気らしい病気もなく、順調な成長ぶりだそうです。
雅子さまの後に続いてアルファベットを言ったり、東宮御所の庭を走られる皇太子さまを追いかけたりと活発なご様子の愛子さま。
ご夫妻は、そんな愛子さまの育児について「明るい雰囲気の中で日々を楽しくすごせるようにすること」「良いことをしたとき、何かが上手にできたときにはよくほめること、また、注意の必要があるときは、分かるようによく言い聞かせること」などを心がけているそうです。
平成15年1月、愛子さまはご両親をはじめ、天皇ご一家の温かい眼差しに見守られて新たな年を迎えられました。
2月には、こんな映像が公開されました。
1歳を過ぎて歩き始められたという愛子さま。この頃には、東宮御所の庭や廊下を活発に歩き回られるようになりました。
4月、ご静養先の葉山では近くの海岸をご一家で散策された際、犬に触ろうとして噛まれそうになる場面も…。
またこの日は、海岸に居合わせた子供たちと一緒になって遊ぶ愛子さまの姿も見られました。
愛子さまと同年代の子供たちとの関わりについて大変気を遣われているご夫妻。
5月には、東宮御所のすぐ近くにある公園にお出かけになりました。
7月には明治神宮外苑の児童遊園に出かけられたほか、東宮御所に知人の子供たちを招かれるなど、愛子さまが同じ年頃の子供たちと遊ぶ機会を積極的に作られています。
そしてこの春、ご静養先の那須から戻られた時のこと。
なんと愛子さまが、カメラの前で初めて泣き顔を見せられたのです。
寝ているところを突然起こされたために泣き出してしまったそうですが、降りる頃にはすっかり機嫌も直り、笑顔で手を振られていました。
6月9日、ご結婚10周年を迎えられた皇太子ご夫妻。
日に日に活発になられる愛子さまについて皇太子さまは「今しばらくは愛子の子育てを大事にしていきたい」と述べられました。そして雅子さまは「日々たくさんの喜びをもたらしてくれることを大変幸せに感じます」とお気持ちを表されました。
8月、ご静養のため2度にわたって那須に滞在されたご一家ですが、最初のご滞在は愛子さまが風邪をひかれ牧場へのお出かけが取り止めになるなど、少し残念なものとなりました。
しかし東京にお帰りになる際には、すっかり元気になられた愛子さま。新幹線の車内に置かれていた雑誌に興味津々なご様子でした。
そして2度目の那須では天候にも恵まれ、楽しみにされていた牧場へのご訪問がようやく実現したのです。
9月4日、雅子さまは、愛子さまとご一緒に東京・目黒区のご実家に里帰りされました。雅子さまの里帰りは9年ぶり、愛子さまが小和田家を訪ねられるのは初めてです。
この日の夕方には皇太子さまもご到着。小和田家の人たちと夕食をともにされました。
お帰りの際、雅子さまは、愛子さまのご様子について「犬のショコラと仲良く遊んでいました。ショコラも年をとっておとなしくなりましたから」とうれしそうに話していらっしゃいました。

皇太子ご夫妻をはじめ周りの人たちの深い愛情に包まれて、愛子さまは健やかに成長されています。
皇太子さまが大学で講義 女子大では初
皇太子さまは、11月15日、東京・新宿区の学習院女子大学で「北米文化の源流・イギリスの社会と文化について」と題した講義をされました。
皇太子さまが大学の授業で講義されるのは12年ぶりのことで、女子大では初めてです。
《講義される皇太子さま》
私は今、先生からもご紹介いただきましたが、1983年から1985年までイギリスのオックスフォード大学のマートンコレッジに留学いたしまして、イギリスという社会を、そこでもって内側から見る機会を得ました。そこで感じましたことは、イギリスの歴史、文化、あるいは社会というものは、実にこの様々な側面を持っておりまして、また、奥が深いということです。
そして、イギリスについて、2年間という限られた時間でもって、その多くを把握するということは、とても困難だということです。このようにイギリスの文化、あるいは社会が様々な側面を持っておりまして、また奥が深いと言うことは別の意味では、それがイギリスの特色であると思いますし、また魅力であると思います。

およそ200人の女子学生を前に、ご自身の留学中の体験を交えながら、イギリス文化について話された皇太子さま。「私の講義を学生の皆さんが熱心に聞いてくれて、うれしく思いました」と講義を終えた感想を述べられました。
秋篠宮さま38歳の誕生日で会見
秋篠宮さまは11月30日、38歳の誕生日を迎えられました。誕生日に際した記者会見でご夫妻はお子さま方にとって初めての海外となった8月のタイご訪問について次のように話されました。
《秋篠宮さま おことば》
外国に行って日本と違う文化に触れる、これは大変良いことだと思います。日本とは全く違う文化に触れ、そこで日本との違いというものを感じることができると思います。しかし、一方で同じアジアの国で日本と非常に似ている点、共通している点にも気が付くのではないか、そのことによって、更に日本の文化を理解する一つの契機になるのではないかと思いました。
《紀子さま おことば》
二人ともだんだんに成長してきて、国内・国外のこと、そこで暮らす人々について考えるようになってきています。そのような中で、国内旅行をしたり、外国を訪問して人々の生活や文化にふれたりすることは、自分の国への理解を深めることにつながり、若い時にそのような経験をすることは大切ではないかと考えております。
また来年は、眞子さまが中学生に、そして佳子さまは小学4年生と、お子さま方が思春期にさしかかっていることについて秋篠宮さまは「いろんな話をする機会を多く持って、また話しかけてくることをできるだけ時間をかけて聞くように心がけています」と話されました。
(「皇室ご一家」第1252回 平成15年12月7日放送)
