三重・鈴鹿市で、“パトカーがパトカーを追跡する”様子がカメラに捉えられた。実は追われていたのは盗まれたパトカーで、商業施設の駐車場から盗んだ男が逃走を図っていた。逮捕された男からは基準値超えのアルコールが検出されたという。
警察が“盗難パトカー”を…緊迫の追跡劇
三重・鈴鹿市で2日に撮影されたのは、サイレンを響かせながら、なにか追いかけて走る3台のパトカーの姿だ。
パトカーは先にある交差点で停止したが、警察官が駆け寄ったのは先頭を走っていたパトカーだった。
実は車両は盗まれた盗難パトカーだったのだ。
警察によると、商業施設の駐車場に停めていたパトカーを何者かが運転して出て行くのを警察官が目撃し、直ちに追跡が始まったという。
先頭を走る盗難パトカーは前にいた車を追い越すためか、反対車線にはみ出しながら走行していた。そのあとを追うように2台のパトカーが続く。
パトカー窃盗犯5km逃走の末に逮捕
パトカーを盗んだ男は約6分に及ぶカーチェイスの末、約5km離れた場所で現行犯逮捕された。
窃盗の疑いで逮捕されたのは、無職の太田陽一郎容疑者(44)だ。
太田容疑者は「乗り心地がよさそうだと思い自宅へ戻ろうとした」と話し、呼気からは基準値を超えるアルコールが検出されたという。
盗まれたパトカーは施錠されておらず、エンジンもかかったままの状態で、三重県警は盗難防止等の対策に努めたいとしている。
(「イット!」 12月4日放送より)
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