雪や凍結などでリスクが高まる建設現場での事故をなくそうと5日、秋田労働局の職員が秋田市の建設現場を訪れ、災害防止に向けた措置が取られているかを確認しました。
秋田労働局の職員が訪れたのは、秋田市仁井田で市が建設を進めている「古川雨水排水ポンプ場」です。
5日は職員が、手すりや柵にかける安全帯など転落を防ぐための対策が取られているかや、作業員の休憩所の環境が整っているかなどを確認しました。
10月末時点で県内の建設現場で発生した人身事故は156件で、2024年の同じ時期と比べて26件増え、5人が亡くなっています。
秋田労働局・山本博之局長:
「工期が迫ってくるといろんな作業が同時期に進行していくことになる。安全を確保するような措置を取ってもらって、作業員にも不安全な行動をしないよう教育もやってもらいたい」
これからの時期は足場の凍結など作業環境が悪化し、労働災害が発生するリスクが高まることから、秋田労働局は対策を徹底するよう呼びかけています。