石川県議会の議員定数見直しをめぐる懇談会。最大会派の自民党などは、定数1増を支持しましたが、第2会派の未来石川が1増1減案を支持し、結論は次回の会合に持ち越しとなりました。

県議会議員の議員定数見直しをめぐっては、今年3月から各会派で作る懇談会が開かれ、これまでに6つの案が示されていました。

5日は各会派が意見を出しあい、最大会派の自民党など4つの会派は、能登地区を4選挙区に合区した上で、このうちかほく市河北郡選挙区の定数を1増やす案を支持しました。一方、第2会派の未来石川はこの案では、定数2の選挙区よりも定数3の選挙区の方が人口が少ないという逆転現象が3選挙区で発生するとして奥能登の選挙区の定数を1減らし、かほく市河北郡選挙区を1増やす案を支持しました。

このため懇談会では、未来石川に再度協議してもらい今月17日の次回会合で結論を出すことにしました。

福村章会長:
「できるだけこういう問題は全会一致で決めたいと思っています。しかしいずれ結論を出さなきゃならないので、最後はやっぱり民主主義の原則、多数決で決めて少数意見は付則として書いておくと。」

県議会の定数削減をめぐっては、1999年の48人から徐々に減り、現在は41人となっています。福村県議によりますと次回2027年の選挙に間に合わせるためには、遅くとも来年の6月議会までには議決を得る必要があると言う事です。

石川テレビ
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