常陸宮妃華子さまは、12月3日、障害者や障害をもつ子どもによる美術展のオープニングセレモニーに出席し、その後、入賞作品などを鑑賞されました。
華子さまは午前10時、東京・豊島区の会場で、「第44回肢体不自由児・者の美術展 デジタル写真展」のオープニングセレモニーに臨まれました。
セレモニーでは、コンピューターアートで受賞した今井柊望さんに話しかけ、笑顔で一緒にテープカットされました。
この美術展には、今回絵画、コンピューターアート、書、写真の4部門に800点を超える応募の中から受賞した122点が展示されました。美術展を主催する日本肢体不自由児協会の総裁を、常陸宮さまが務められています。
11月に90歳、卒寿の誕生日を迎えた常陸宮さまは、高齢となり、この1年以上お出ましを控えられていて、華子さまが、2025年1月に開催された前回に続き今回の美術展も出席されました。
テープカットに続き華子さまは、美術展を鑑賞されました。
絵画「ハールのひまわり」で受賞した小学生4年生の永田悠人さんには、「いつ描いたの?」「絵のほかに好きなものはありますか」などと声を掛けられていました。
「うめちゃん」という題名のコンピューターアート作品で受賞した高校3年生の齋藤紀乃さんには、「これを作るのにどれくらいかかるのですか」「目が疲れません?」などと話しかけられていました。
そして、犬好きで、お住まいの宮邸で「福姫」という名前のミニチュアダックスフントを飼っている華子さまは「これは何犬でしょう」「パグ!お鼻が潰れているんですね」などと笑顔で言葉を交わされていました。
また、「新」という書で受賞した高校3年生の小山内龍弥さんには「何枚くらい書きましたか」と尋ねられていました。
そして小山内さんが青森出身と聞くと、「もう雪が一杯でしょ」「今年のリンゴはどうでした」などと、華子さまのルーツである青森についてしきりに質問をされていました。
「わたしのゆめ」というタイトルのデジタル写真で受賞した小学4年生の滑川すみれさん。
華子さまは、滑川さんに顔を近づけて「上手ね。どうやって撮るのかしら」「撮った場所はどこですか」と尋ねられていました。
華子さまは、受賞者それぞれと言葉を交わし受賞を祝われていました。
