奥越地方に春を告げる「勝山左義長まつり」が来年2月に行われるのを前に、勝山市でおはやしの講習会始まりました。
講習会は、櫓に上がってみたい、上達したいといった人たちに向け、保存会が開いています。
300年以上続く「勝山左義長まつり」ですが、人口減少が進む中で祭りを次の世代に受け継いでいくことも講習会の大きな目的となっています。今年は祭りを活用して地域活性化をサポートする民間企業「オマツリジャパン」の支援を受け、広く参加者を募りました。
初日の1日は、3歳から80代まで37人が参加。太鼓、三味線、笛に分かれ、保存会のメンバーに教わりながら練習しました。
参加者は、左義長ばやしの独特なリズムを体で覚えようと繰り返し太鼓をたたいていました。
参加した子供は「太鼓が上手になるのが気持ちいい」「楽しくわくわくするような感じでたたきたい」と練習に励んでいました。
また、観光で目にした勝山左義長の魅力にとりつかれ、大阪から参加したという女性は「リズムをなんとか覚えて、難しいですが、櫓の上で太鼓をたたけたらいいな」と話していました。
来年2月21、22日に開催される「勝山左義長まつり」本番に向けて、講習会は毎週月曜日に開かれます。参加者は随時募集していて、市外からも参加できるということです。