福井市の総合繊維メーカー「セーレン」と福井大学は17日、官民連携プロジェクトで打ち上げた超小型衛星「FUSION-1」が、軌道上での自律観測実験に成功したと発表しました。

「FUSION-1」は、県の補助金を活用しセーレン、福井大学、福井工業大学、福井テレビの4者が立ち上げた「ふくい衛星運用ネットワークプロジェクト」が共同開発し、去年1月に打ち上げた超小型衛星です。
  
今回、セーレンと福井大学が共同開発した「エッジコンピューティング技術」をこの「FUSION-1」に搭載したことで、衛星自らが電力などの時系列データをもとに数時間から数日先の電力状態を独自に予測。地上のオペレーターによる指示なしに、観測できるかどうかを自律的に判断し、観測計画を組む運用ができることが確認されました。

さらに、福井テレビが共同開発したAIソフトウェアが、ニュース記事を解析して観測すべき地点の緯度・経度を自動算出。その情報をアークエッジ・スペースが開発した機器を使い微弱電波で衛星へ送信し、衛星側が受信した候補地点と電力予測を組み合わせて観測を自律決定する一連のフローを確立しました。
  
将来的には、複数の衛星による観測や災害対応への応用が期待されています。

福井テレビ
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