インフルエンザの感染拡大が止まりません。福井県は27日、県内の最近1週間のインフルエンザ患者数が基準値を上回ったとしてインフルエンザ警報を発表しました。昨シーズンより1カ月以上早い発表です。
県が27日に発表した11月17日から23日までの1週間の感染症発生状況によりますと、指定された県内39の医療機関から報告されたインフルエンザの感染者は、前週から615人増えて1708人で、約1.5倍に急増しました。
1医療機関あたりの患者数は43.79人で、警報の基準値である30人を上回ったため、県は27日にインフルエンザ警報を発表しました。
昨シーズンよりも1カ月以上早い警報発令で、過去10年で最速です。
1医療機関あたりの地域別の患者数は以下の通りです。
▼丹南 69.13人
▼坂井 47.40人
▼二州 44.0人
▼福井市 41.25人
▼若狭 35.67人
▼奥越 19.75人
▼福井 8.50人
また、27日午後2時現在、県内6つの小・中・高校で学年閉鎖や学級閉鎖の措置が取られています。
県はインフルエンザを予防するために▼外出後の手洗いの徹底▼室内の適度の湿度の保持▼十分な休養とバランスのとれた栄養摂取といった対策を呼びかけています。