佐世保市の宮島市長は27日の定例会見で、2027年度に新学部を設置予定の長崎国際大学に10億円を支援する議案を議会に提出すると明らかにしました。
宮島市長は12月4日に始まる佐世保市議会12月定例会に、2025年度から2028年度までの4年間で長崎国際大学に総額10億円を支援する「債務負担行為」を盛り込んだ一般会計補正予算案を提出すると発表しました。
宮島大典 市長
「産学官連携による人材育成に取り組む、いわば政策投資でなければならない。検討をする中で妥当な金額を提案させていただいた」
長崎国際大学は2024年6月、文部科学省の大学・高専機能強化支援事業の対象校に選ばれ、IT人材を育てる「情報学部」について
2027年4月の新設を目指しています。
実現すれば県北の大学初の理工系学部となることから、佐世保市は校舎の建設や、教授の招へい費用などとして10億円を支援したいとしています。
宮島大典 市長
「人口減少対策、経済発展に寄与するものだと考えている」
市によると新しい学部設置にかかる費用は約30億円で、大学側は「可決されれば支援を活用し地域に役立てる人材育成につなげたい」としています。