研究者も驚きの「世界初」発見
水槽内を泳ぐ魚。すると次の瞬間、エラの隙間から別の小さな魚が出てきました。実はこの映像が世界初の大発見だと言うのです。

長崎大学 水産・環境科学総合研究科 博士前期課程 長谷川悠波さん:
「まじか」と思いました。びっくりしました

長崎大学 河端雄毅准教授:
これはすごい発見かもしれないと。2人で興奮しました

研究者も大興奮の今回の発見。この小さな魚は、絶滅が危惧されているニホンウナギの稚魚。では、何がすごい発見なのかと言うと…
長崎大学 河端雄毅准教授:
捕食されたニホンウナギが能動的に逃げている、かなりの発見
これは同じ水槽内の魚に食べられたニホンウナギが、魚のエラの隙間から脱出する瞬間を捉えた貴重な映像だったのです。
半数を超えるウナギの稚魚が脱出に成功!
実験では、54匹のニホンウナギの稚魚のうち、半数を超える28匹が脱出に成功。これが重要な意味を持つのだといいます。研究を発表した河端准教授によると、ニホンウナギが捕食者から逃げるために細長く進化したという仮説やどんな稚魚が生き残りやすいかを考える上で役に立つということです。
ウナギが細長い理由が解明される日が近いかも知れません。
(めざまし8 12月22日放送より)